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『居るのはつらいよ』は沖縄の精神科デイケアについての物語ですが、東畑氏が本学に着任した2014年以降に書かれ、日々の大学での生活で教職員と学生たちが交わすケアを見ながら、その体験を通して書いた作品となっています。「デイケア」と「大学」の重なり、大学という場所が、高校時代までの傷つきを一度抱えておく場所であることについて、講演を行う予定です。

■【第19回大佛次郎論壇賞受賞記念講演】
「居るのはつらいよ：ケアとセラピーについての覚書」　やさしい大学―ケアと高等教育　
日　　時：３月12日（土曜日）13時00分～14時30分
場　　所：十文字学園女子大学 9号館9417教室（埼玉県新座市菅沢2-1-28）　　
　　　　　JR武蔵野線「新座駅」より徒歩8分
内　　容：東畑開人准教授 フリートーク　
定　　員：120名（先着順）
対 象 者：一般
費　　用：無料
講　　師：東畑　開人 氏（十文字学園女子大学　教育人文学部心理学科准教授）
コーディネーター：岡山　睦美（同心理学科講師）
開催方法：対面形式（事前申込制。会場収容人数を1／２に減らして実施します。）
お申し込み方法：下記専用フォームよりお申し込みください。
https://jumonji.tayori.com/f/20220312/

※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、開催を中止する場合がございます。
その場合は、大学ホームページ等でお知らせいたします。

【参考】
居るのはつらいよ: ケアとセラピーについての覚書(シリーズ ケアをひらく*)
東畑 開人 (著)
発行：2019年2月
出版社：医学書院

「ただ居るだけ」と「それでいいのか？」をめぐる感動のスペクタクル学術書！
京大出の心理学ハカセは悪戦苦闘の職探しの末、ようやく沖縄の精神科デイケア施設に職を得た。
しかし、「セラピーをするんだ！」と勇躍飛び込んだそこは、あらゆる価値が反転するふしぎの国だった――。
ケアとセラピーの価値について究極まで考え抜かれた本書は、同時に、人生の一時期を共に生きたメンバーさんやスタッフたちとの熱き友情物語でもあります。
一言でいえば、涙あり笑いあり出血（！）ありの、大感動スペクタクル学術書！

＊「ケアをひらく」は株式会社医学書院の登録商標です。