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　帝京科学大学 柔道整復学科では、柔道整復師の国家資格とともにスポーツトレーナーの資格も目指すことができ、高校時代スポーツを経験していた学生も多く在籍している。

　同大はヴァンフォーレ甲府のホームゲームにおいてピッチ看板を掲出している。こうした事情から、同チームでは柔道整復学科の学生をサポーティングスタッフとして受け入れており、毎年学生がインターンシップの一環としてプロスポーツの現場を体験している。

　コロナ禍により外部からの受け入れが難しい状況ではあったが、学生らはリモートで同チームのトレーナーから指導を受け、今年度は久しぶりにスタジアムでのスタッフ体験を行った。
　当日は、チームのトレーナーがロッカールームでの準備や選手が飲むドリンク作り方などについて学生らに直接指導。また、学生からトレーナーとしての心構えや注意点などについて質問する時間も設けられ、トレーナーを目指すにはどんな能力が必要なのか、これからの学生生活をどのように過ごしていけばよいのかなど、積極的に質問していた。
　さらに、会場周辺のテントの設営なども行い、試合の運営面を理解するうえでも貴重な体験となった。

　参加した学生らは、最初は緊張した様子だったものの、ヴァンフォーレ甲府のスタッフやチームのメンバーらから丁寧な説明や指導を受け、終盤には和気藹々とした雰囲気で体験を終えていた。

　ドラマチックに「天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会」を制したヴァンフォーレ甲府でのこの体験は、学生にとって一生忘れられない貴重な体験になることだろう。