大阪大学

学園祭でコロナ禍の声を聞く@まちかね祭11月4・5・6日(金~日) 大阪大学豊中キャンパス

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(最終更新日:

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大阪大学大学院人文学研究科の日本学研究室は、11月4日(金)~6日(日)まで開催予定の学園祭(まちかね祭)に学生・大学院生が中心となってブースを出し、コロナ経験の「声」を収集します。研究室では2020年度以来、専門分野の演習でコロナ禍についての語りをオーラルヒストリー(口述歴史)の手法で集めてきました。本企画では、コロナ禍のオーラルヒストリーに関わる展示に併せて、ご来場いただいた方で同意をいただける方からコロナ禍にまつわる声を集めて保存します。短いインタビューや、一人語り、筆記などいろいろな形で、この未曽有の経験を記録する予定です。

◆イベント概要
【日 時】 11月4・5・6日(金~日) 10:00~18:00(最終日のみ16時まで)
【場 所】 大阪大学豊中キャンパス 文法経講義棟 文12教室
【対象者】 まちかね祭ご来場の方(まちかね祭は事前の来場者登録が必要です)
【主催者】
 学生有志「まちかね祭 de コロナと大学プロジェクト」
 大阪大学大学院人文学研究科 現代日本学研究室
 担当教員 安岡健一(准教授)

◆イベント開催の背景
 オーラルヒストリーは、戦争経験をはじめ、過去の出来事に関する直接の経験者の記憶を記録する方法として普及してきましたが、近年では大きな同時代の出来事の記録としても活用されています。応急的な反応記録(Rapid Response Collecting)と呼ばれる方法で、学園祭という多くの方々が集まる場で記録を試みたいと思います。
 会場となる教室では、年表やコロナ関係のモノ資料を展示し、この間を思いだしていただいた後、一人語り形式や、対話形式、筆記形式など、任意の方法でそれぞれの記録を作成していただきます。
 作成された記録は、歴史研究の資料として研究室で保存し、一部を編纂して書籍にまとめる予定です(※)。
 この困難な時代をどのように歴史にしていくのか、開かれた歴史研究(パブリック・ヒストリー)の実践として、多くの学生・地域の方々と共に取り組んでみたいです。

(※)本企画は、2023年に大阪大学出版会から『コロナ禍の声を聞く:大学生とオーラルヒストリーの出会い』(仮)として刊行する内容の一部です。

▼本件に関する問い合わせ先
 大阪大学大学院人文学研究科 現代日本学研究室
 准教授 安岡健一(やすおか けんいち)
 E-mail: yasuoka.kenichi.hmt@osaka-u.ac.jp

●取材申込について
※学内外の少しでも多くの方にご来場いただきたく、つきましては、本イベントの積極的なご周知と当日のご取材・出席をお願い致します。
※ご取材本イベントについて、ご取材いただける際は、以下どちらかのアカウントに事前にご連絡をいただけますようお願いいたします。(まちかね祭が事前申し込み制のため、必ずご連絡をお願いいたします)
・E-mail: yasuoka.kenichi.hmt@osaka-u.ac.jp / corona.handai@gmail.com

(参考)
・Instagram: https://www.instagram.com/corona_voice/
 コロナ禍の声を聞く@まちかね祭

・大学の演習について
 安岡健一・松永健聖「『コロナ禍』の声を聞く」『日本オーラル・ヒストリー研究』17号、2021年10月
 当日は、研究室でオーラルヒストリーを活用した研究に取り組む大学院生の研究内容や、地元・豊中市との地域連携の事例についてもパネル展示を行います。

・一人語りの収集について
 米国ではStoryCorpsという団体が個人の語りを収集し、公共のものにしています。私たちは、オーラルヒストリーを学び、こうした世界の先進的な事例を意識して取り組んでいます。

※本企画は、大阪大学グローバル日本学教育研究拠点における拠点形成プロジェクト「オーラルヒストリー資料の保存・公開・活用に関する共同研究」における研究費を活用しています。
・プロジェクト案内: https://www.gjs.osaka-u.ac.jp/project/2022c

大阪大学1028.jpg 演習では、参加する学生同士や、大学構成員に聞き取りを実施し、冊子にしてきました。

大阪大学1028QR.jpg Instagram:コロナ禍の声を聞く@まちかね祭