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　アメリカ出身の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ（1880-1964）は、キリスト教伝道を目的に1905年に来日。日本全国に数々の西洋建築を残しており、学校建築も多く手掛けている。その1つが神戸女学院岡田山キャンパスであり、妻・一柳満喜子の母校ということもあって特別な思いを込めてキャンパス全体の設計に取り組んだと伝えられる。
　スパニッシュ・ミッション・スタイルが特徴の同キャンパスの建築群は、第二次世界大戦と阪神淡路大震災という2つの大禍をくぐり抜け、ほぼオリジナルな原型を保ちながら現役で使用されている。2014年には現存する12棟が、ヴォーリズ建築として初めて国の重要文化財に指定された。

　このたび、テレビ大阪・テレビ東京系のドラマ「名建築で昼食を 大阪編」第5話（9月放映）において、主演の池田エライザさんと田口トモロヲさんが神戸女学院を訪問。正門や講堂、チャペル、図書館本館といったヴォーリズ建築群を見学し、新社交館食堂で昼食を楽しむシーンが届けられた。
　同作はひかりTVで配信されているほか、2023年2月にはBlu-ray-BOXが発売される。さらに1月7日（土）には再放送が予定されている。
◆2023年1月7日（土）11:30 ～ 13:00　第4話～6話
　※神戸女学院は第5話で紹介される。
　※TVerは各話放送後、1月末まで配信予定。

◆放送局：テレビ大阪
　※今回は同局の放映区域のみ放映。

　なお、神戸女学院のヴォーリズ建築群は、一般公開日以外は見学不可。一般公開についての詳細は下記URLを参照。
　https://www.kobe-c.ac.jp/events/vories

■名建築で昼食を 大阪編
　建築、旅、暮らしなどを題材に独自の世界観で多数執筆している人気作家・甲斐みのり氏の『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』（エクスナレッジ刊）を原案とするドラマ。2020年8月から東京編が放送・配信されて好評を博し、2021年にはスペシャルドラマ「横浜編」、2022年8月から9月にかけては「大阪編」が放送・配信されている。
　名建築の中で食べることのできるランチを紹介しており、主演の2人がアドリブを交えながら名建築を巡るドキュメンタリーパートとドラマパートを組み合わせた構成になっている。
・番組URL： https://www.tv-osaka.co.jp/meikenchiku/

（参考リンク）
・ドラマ「名建築で昼食を」で神戸女学院が紹介されました。（神戸女学院大学ウェブサイト）
　https://www.kobe-c.ac.jp/news/220915tv

・重要文化財 神戸女学院（学校法人神戸女学院ウェブサイト）
　https://www.kobe-c.ac.jp/foundation/nicp/

・名建築で昼食を 大阪編　公式Twitterアカウントによるツイート
　https://twitter.com/meikenchiku/status/1567809056425021441