東京工科大学

新たな都市参加モデルを採用した協働開発プロジェクトの先駆け 文化商業空間「フリズ23」を手掛けた建築家が初来日講演--東京工科大学デザイン学部

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東京工科大学デザイン学部(東京都大田区)では、新しい都市参加モデルを採用した文化商業空間「Frizz23(フリズ23)」を手掛けたドイツの建築家ユニット、デッドライン・アルキテクテンによる公開講座を、3月23日(木)に蒲田キャンパス(東京都大田区)にて開催いたします。

本講座は、「拡張する建築:ベルリンでの協働の都市開発プロジェクトーFrizz23」と題し、街づくりを目的としたコミュニティベースの新たな都市開発の姿を提示したとして、ミース・ファン・デル・ローエ賞2022ファイナリスト4作品、ドイツ都市デザイン賞2020、Dezeenアワード2021ショートリストなど高い評価を受けた同プロジェクトについて、ベルリンの文化や政治的背景を踏まえながら計画から完成までの過程を建築家が紹介する国内初の機会となります。

この市民協働による新しい都市開発の事例を関係者や地域の方々に広く共有することを目的に、一般参加者(約200名)を募集いたします。参加は無料で本学ホームページにて申込を受付けます。
●申込フォームURL
https://www.teu.ac.jp/gakubu/design/kokai_koza.html

■より良い街づくりのためのコミュニティベースとしての文化商業空間の先駆け
Frizz23は、ベルリン中心部、かつての東⻄ドイツの国境に隣接した地区において2019年に竣工。アートやクリエイティブ産業、教育などのワークスペース、ショップなどを統合した、ドイツ初のグループ協働での建設事業方式(注1)を採用した文化商業空間です。プロジェクトは2010年にスタートし、1.地域住民や専門家との長期ワークショップ 2.ベルリンにおける初のコンセプト型公有地開発事業 3.地域コミュニティのネットワーク構築 4.文化複合施設としてのニーズに基づいた協働開発 5.対話に基づいたデザイン設計という5つの新しいモデルを採用しました。
(注1) バウグルッペ/baugruppe方式

図1:5つの新たな都市参加モデルを採用した「Frizz23」プロジェクト

■デッドライン・アルキテクテン(Deadline Architekten)
1993年にブリッタ・ユルゲンス(Britta Jürgens)とマシュー・グリフィン(Matthew Griffin)によって設立。自分たちの都市を自分たちでつくり出せるようなインスピレーションと力を人々に与えることを目的とする。市⺠との協働でプロジェクトを計画することを重点に置き、ポリティカル・アクティビズムやプロジェクト開発、プロセス設計、建築デザインを組み合わせた独自の専門分野を開拓。ベルリンを活動拠点として、さまざまな市⺠運動にも関わっています。
https://www.deadline.de

【開催概要】
日 時:2023年3月23日(木) 18:00〜19:30 (17:30開場)
会 場:東京工科大学蒲田キャンパス 3号館 地下1階 大講義室(東京都大田区⻄蒲田5-23-22)※JR/東急電鉄「蒲田」駅より徒歩2分
テーマ:拡張する建築:ベルリンでの協働の都市開発プロジェクトーFrizz23
講 師:デッドライン・アルキテクテン(ブリッタ・ユルゲンス氏、マシュー・グリフィン氏)
主 催:東京工科大学デザイン学部
後 援:公益社団法⼈⽇本建築家協会、環境芸術学会 ほか
定 員:約200名 ※定員になり次第終了
参 加:無料
申 込:東京工科大学ホームページ申込フォーム
https://www.teu.ac.jp/gakubu/design/kokai_koza.html
問合せ:東京工科大学デザイン学部 公開講座係(E-mail frizz23_teu_lecture(at)stf.teu.ac.jp)
(at)は@に置き換えてください。

MicrosoftTeams-image (4).jpg 図1:5つの新たな都市参加モデルを採用した「Frizz23」プロジェクト

DSリリース図.png 建物のシルエットは、その複合的なコミュニティ空間としての機能「都市の中の都市」を表しています。3つの独立した構造物が黒いカラマツ材の外観で統合され、ファサードは多様なサイズや形態の出入り口で構成。利用者はロケーションや面積、設備など多彩なユニットから選択できます。またかつて同地域に存在したマーケットホールや天文台といった歴史建造物を象徴する意匠なども取り入れられています。

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