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　びわこ成蹊スポーツ大学は昨秋、スポーツの新たな価値を創造する「起業家精神の醸成」を目的として「ビジネスプランコンテスト」をスタート。21チーム40名から応募があり、参加者は同大OBの起業家による講演や、金融知識講座、プレゼンテーション講座などによるフォローを受けながらアイデアを膨らませ、予選に臨んだ。

　今年2月中旬には予選が行われ、5チーム10名が通過。28日に行われた決勝の舞台でそれぞれの思いを披露した。決勝はプレゼンテーション6分・質疑応答8分で行われ、同大OBの起業家を含む大学関係者7名が審査。その結果、3年次生の片岡夏美さんと三木聖也さんによる「にじいろキャンプ」が最優秀賞に選ばれた。

　大河学長は総評で「第1回目なので期待と不安があったが、内容は素晴らしかった。第1回をやったこと、やりぬいたことが有意義だと思う。コンテストを通じて4年間の学びの質を高め、良い学生が社会に輩出され、スポーツでもっと日本を盛り上げてほしいと思う」と述べ、学生らを称えた。

　今回の試みは同大として初めてのものであったが、スポーツ大学の学生ならではのアイデアが多く発表され、また、実現可能性の高いプランもあったことから、審査員からは「予想以上の内容だった」とコメントが寄せられている。

　同大では今後も新たなチャレンジを展開していく。

　なお、第1回びわこ成蹊スポーツ大学ビジネスプランコンテストの受賞者は下記の通り。

■2022年度　受賞タイトル一覧
【最優秀賞】
　「にじいろキャンプ」　3年次生　片岡夏美・三木聖也
【優秀賞】
　「スポーツ塾でスポーツの更なる発展を」　2年次生　松場大起・本城翼・鈴木豪泰
【特別賞】
　「トレーナー・指導者人材派遣事業～共に成長できる会社～」　3年次生　脇山弦・橋本真修・小林優友

■受賞者コメント
・最優秀賞　片岡夏美（3年次生）
　最優秀賞に選ばれて驚いています。
　予選も決勝も最後の発表で、周りのグループのプレゼンを聞いて本番を迎えたことが、私にとっては良かったです。
　今回の企画に参加したきっかけは、『やってみよう』という軽い気持ちからでした。子どもたちを対象にしたキャンプを手伝う中で、『今回テーマに取り上げた障がいのある子どもたちにもキャンプを楽しんでほしい！』と大きな変化が生まれました。
　その後は、自分で調べたり、多くの人に話を聞いたりと積極的に『学ぶ』ようになりました。好きなことだからもっと知りたい、勉強したいと思うようになりました。今回参加したことで、好きなことを仕事にしたいと改めて思うようになれました。
　今も、少しずつ実現に向けてアクションを起こしていますが、様々な人が一緒にキャンプを楽しめる社会を創りたいです。

（参考：びわこ成蹊スポーツ大学公式サイト内）
・第1回ビジネスプランコンテスト決勝を開催！～起業家精神の醸成を目指して～
　https://biwako-seikei.jp/news/1207