敬愛大学

敬愛大学がウクライナの食文化を体験する出前授業を千葉県立土気高等学校で実施 -- 高大連携協定に基づく実践

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敬愛大学(千葉市稲毛区、学長:中山幸夫)は6月13日、千葉県立土気高等学校(千葉市緑区、校長:齋藤俊介)でウクライナ料理体験講座を実施した。これは、同校と締結している教育連携協定に基づくもので、当日は同校の生徒や保護者ら29名が参加。ウクライナ出身の敬愛大学地域連携センター職員パンコーヴァ・オルガさんが講師を務め、ウクライナの郷土料理「ヴァレニキ」と「ムリンツィ」を調理した。

 敬愛大学卒業生のオルガさんは、2022年2月に発生したウクライナでの人道危機により、家族で日本に避難。これを受け同大は同年4月にオルガさんを地域連携センターの嘱託職員に採用した。
 以降、オルガさんは中学校や高校、小中高校の教員研修等の場で平和や人権、国際理解に関する講演を計18回行い、自身の経験を踏まえながら「本当のことを知ることの大切さや平和について考えてほしい」と訴えてきた。

 昨年11月16日には土気高等学校で「ウクライナの古今について」をテーマに講演。全校生徒を前にウクライナの文化や歴史、現在の状況などについて語り、ウクライナ人道危機に対する関心の高まった生徒らから多くの質問が寄せられた。
 この際にオルガさんはウクライナの食文化についても紹介しており注目が集まったことから、このたびウクライナ料理の調理体験を通じて学びを深めようという機会が設けられた。

 当日はまず、オルガさんと母のテチヤナさんが前日から仕込んだスープ料理「ボルシチ」を試食した後、ヴァレニキ(マッシュポテトを包んだ水餃子風の料理)とムリンツィ(カッテージチーズをクレープ生地で包んだ料理)を調理。見慣れない料理を作るのに四苦八苦する生徒を前に、オルガさんは丁寧に助言をしながら調理体験を応援した。
 完成した料理を口にした生徒らは、初めて口にするウクライナ料理に「美味しかった!」などと感想を述べながら、オルガさんやテチヤナさん、息子のジェーニャ君との交流を深めた。オルガさんは「戦争以外のウクライナのことを知ってもらえて嬉しかった。また食べたくなったら、呼んでください!」と笑顔で語った。

ウクライナから日本中に、また世界各地に避難されている多くの人々に、穏やかで平和な生活が戻ることを願い、敬愛大学では引き続き、オルガさんによるウクライナの現状や自身の経験を伝える出前授業を希望する教育連携校などで行っていく。

(参考)
・本学職員が本学系列校・教育連携校等で講演(敬愛大学公式サイト内関連ページ)
 https://www.u-keiai.ac.jp/keiai-topics/lecture_for_worldpeace/

・土気高等学校ホームページ内
 https://cms1.chiba-c.ed.jp/toke-hs/jo1pkv25w-311/#_311
 https://cms1.chiba-c.ed.jp/toke-hs/jojlrlnx8-311/#_311

▼講師派遣に関する問い合わせ先
 敬愛大学地域連携センター(担当:藤森)
 E-mail: crc@u-keiai.ac.jp
 TEL: 043-251-6364

▼本件に関する問い合わせ先

IR・広報室

住所

: 千葉市稲毛区穴川1-5-21

TEL

: 043-284-2335

FAX

: 043-284-2261

photo01.jpg 調理の手順を紹介するオルガさん

photo02.jpg 実習後にお礼の花束を受け取るオルガさん(右)