東京薬科大学

【東京薬科大学】生命科学部 生命エネルギー工学研究室 渡邉一哉教授主催のシンポジウム『発電菌の研究:未来に向けて』を日本科学未来館で実施しました

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東京薬科大学(東京都八王子市)は、1月21日(日)、生命科学部生命エネルギー工学研究室 渡邉一哉教授主催のシンポジウム『発電菌の研究:未来に向けて』を日本科学未来館にて実施しました。本会は、未来に向けた発電菌研究の面白さを皆で語ることを目的に開催され、当日は150名を超える参加者が集い、科学の未来について展望を語り合いました。

【 概 要 】 
 本学生命科学部生命エネルギー工学研究室は日本科学未来館と『スーパー発電菌をみんなで探そうプロジェクト』を2021年度から毎年度実施してきており、全国の中学生、高校生が参加してユニークな成果をあげています。さらに研究室での高度な微生物学、分子生物学的な手法も適用して、新種の発電菌も見出してきています。

 これに関連し、1月21日(日)、日本科学未来館にて、発電菌の研究を先導している大学や地球環境の改善に資する取り組みを実施している企業の研究者、大学生、高校生、中学生が一堂に会し、未来に向けた発電菌研究の面白さを皆で語り合うことを目的としてシンポジウムを企画・開催いたしました。当日は150名を超える参加者が集い、日本科学未来館のビジョンである「Mirai can!未来は、かなえるものへ。」の展望を語り合いました。

【シンポジウム概要】
「発電菌の研究:未来に向けて」
 主催:東京薬科大学 
 共催:日本微生物生態学会・微生物電気化学研究部会、
 サステイナブルバイオテクノロジープロジェクト
 内容:招待講演・一般講演 / ポスターセッション
 〇講演一覧
  ●趣旨説明
   渡邉一哉(東京薬科大学)
  ●『未知の発電菌を求めて』
   井上謙吾(宮崎大学) 
  ●『スーパー発電菌はどこにいるのか』
   井上昇哉、泉元康、藤森夢姫、藤森夢月(土佐塾中学・高等学校)
  ●『カルボン酸塩または2-ヒドロキシカルボン酸塩を添加した微生物燃料電池の評価』
   竹間綾香、竹安結衣、綿貫倖和(東京工業大学附属科学技術高等学校)
  ●『湖底浄化を目指した泥電池の運転条件の検討』 
   萩原真奈美、山田洋平、高妻篤史、渡邉一哉(東京薬科大学、セイコーエプソン)
  ●『水素社会実現へ向けた廃棄物からの水素生産の取り組み』 
    城森慎司(トヨタ自動車)
  ●『諏訪湖の泥から単利した高活性発電菌の性質とその利用』
    原田智香、山田洋平、高妻篤史、渡邉一哉(東京薬科大学、セイコーエプソン)
  ●『個体腐植物質を用いた電気活性微生物の活性化』
    笠井拓哉(産業技術総合研究所)
  ●『発電微生物による次世代のエネルギー生産型排水処理技術』
    川南朱里(栗田工業)

【 今後の展望 】 
 本学は日本科学未来館と『スーパー発電菌をみんなで探そうプロジェクト』を継続し、これまでの参加校の中学生、高校生をはじめ、すべての世代が参画し、研究・開発、意見交換、ネットワークを広げていくことを支援していきます。今後のプロジェクトの取り組みと成果にご期待ください。

日本科学未来館「サステイナブルバイオテクノロジー」プロジェクト
https://www.miraikan.jst.go.jp/research/facilities/SustainableBiotechnology/

▼本件に関する問い合わせ先

総務部 広報課

住所

: 東京都八王子市堀之内1432-1

TEL

: 0426766711

FAX

: 042-676-1633

E-mail

kouhouka@toyaku.ac.jp

2023_sympo.jpg

sympo1.jpeg シンポジウム概要 当日のプログラム

1000000101(1).jpg 講演の様子:渡邉一哉教授(東京薬科大学)

1000000105(1).jpg ポスターセッションの様子