日本女子大学

日本女子大学とオランダのライデン大学人文学部が学生交流に関する⼤学間協定を締結 -- 日本と深い縁を持つ学舎との人文学を通じた交換留学が実現 --

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日本女子大学(東京都文京区、学長:篠原聡子)は、1月25日(木)にオランダのライデン大学人文学部(The Faculty of Humanities, Leiden University、オランダ・ライデン、学部長:マーク・ラトガース)と学生交流に関する大学間協定を締結しました。
ライデン大学は、1575年に設立され、オランダ最古、ヨーロッパでも最も歴史のある総合大学のひとつです。本学ではこれまでにも附属機関である現代女性キャリア研究所でのライデン大学の学生インターシップの受け入れなど交流を進めてきました。今回の協定締結により、交換留学をはじめとした学生交流をさらに活発にしてまいります。

■ライデン大学について
ライデン大学は1575 年に設立され、オランダ最古、ヨーロッパでも最も歴史のある総合大学のひとつであり、欧州研究大学連盟発足時(2002年)からの加盟大学で、アジア・アフリカ研究において中心的な研究機関の一つでもあります。2つの学生都市、ライデンとハーグにキャンパスがあり、7つの学部からなります。
日本とは、17世紀(江戸時代)にまでさかのぼる⻑きにわたる関係があり、オランダ東インド会社(VOC)に雇われて⻑崎の出島に滞在し、日本についての著作を残した人たちも多くはライデン大学で学んでいました。そして、江戸時代に日本に近代的な医学を伝えたシーボルトの弟子のヨハン・ヨゼフ・ホフマンを初代日本語教授とした世界初の日本学科を開設(1855年)しました。幕末から明治にかけて日本の近代化に貢献する⻄周や津⽥真道ら幕府派遣留学生もライデン大学で学び、以来今日まで、多くの日本人留学生・研究者を迎え入れています。


■ライデン大学人文学部にて英語で学べる分野
言語学、歴史学、アジア研究、ラテンアメリカ研究、国際研究、文学研究、アフリカ研究、アメリカ研究、国際関係、南アジアおよび東南アジア研究、宗教学、中東研究、メディア研究、オランダ研究、古典学、美術史、哲学

■これまでの両校の交流
本年度7 月に文学部日本文学科の坂本清恵教授と林悠子准教授が、オランダ・ライデン大学人文学部のイフォ・スミッツ教授を招聘しました。イフォ・スミッツ教授の研究は、和歌・漢詩・日本の映画研究など多岐にわたり、欧米における『源氏物語』研究の最先端を行くものです。林准教授は平安時代文学、とりわけ『源氏物語』の研究を行っており、欧米における日本文学研究の動向にも強い関心を寄せてきたため、今回のスミッツ教授との交流に繋がりました。
さらに坂本教授が昨年度まで所⻑を務めていた現代⼥性キャリア研究所では、ライデン大学の学生をインターンシップで過去に3 名受け入れましたが、指導教員はイフォ・スミッツ教授でした。このような経緯を経てライデン大学人文学部との協定締結に至ることになりました。

■ライデン大学人文学部 マーク・ラトガース学部長 コメント
人文学部は、日本女子大学とのこれまでの協力関係を協定締結に発展させることができ、大変嬉しく思っています。ライデン大学は日本と長く親密な関係にあり、日本女子大学が本学学生の日本語と日本文化の学修を支援してくださることに大変感謝しています。国際的な協力と学修の流動性はライデン大学のDNAの一部です。協力してこそ、グローバルな課題に対応できるのです。世界中から探究心を持った学生が集まることによってこそ、私たちは明日の世界に向けて学生を教育することができるのです。日本女子大学との有望な協力関係を継続できることを楽しみにしています。

日本女子大学 篠原聡子学長 コメント
ライデン大学人文学部と本学との教員交流をきっかけとして、研究や学生の協力関係が深まり、この度、協定締結が実現いたしました。⼤変嬉しく思います。
異なる言語、文化を持つ私たちが、学びを通してお互いを理解し合いながら、新しい価値観や世界をひらく力を、共に創り出していけたらと願っています。

■日本女子大学の国際交流・留学の取り組みについて
日本女子大学では、学部生を対象に在学中に1学年相当まで留学ができる「協定大学留学」と「認定大学留学」の2種類の留学制度を設けています。アメリカのセブンシスターズと呼ばれる名門女子大学のウェルズリー・カレッジやマウント・ホリヨーク・カレッジを始め、世界的にも教育・研究活動で評価の高い大学と締結しています。
本学が認める留学は、本学の学修の延長として専門科目の一部を外国で学ぶことや異文化でのコミュニケーションを体得することに主眼が置かれています。また、本学では留学学生の経済的負担を軽減するため独自の奨学金制度を設けて、より多くの学生が積極的に留学できるよう支援しています。
留学だけでなく長期休暇中には、本学教員によって企画される大学公認の海外短期研修も世界各国で実施されています。
外国人留学生の受け入れでは、例年約50名の留学生(正規生[学部・大学院]、交換・短期留学生等)が本学に在学しており、日本人学生や卒業生、附属校園の園児、児童および生徒とのさまざまな交流の機会を設けています。

【参照リンク】
ライデン大学
https://www.universiteitleiden.nl/en 

日本女子大学の国際交流・留学について
https://www.jwu.ac.jp/unv/international_exchange/index.html

JWU GO(日本女子大学 グローバルプロジェクト)
https://www.jwu.ac.jp/unv/about/jwu_go/index.html

【日本女子大学について】 
日本女子大学は、日本初の組織的な女子高等教育機関として創立し、2021年に120周年を迎えました。私立女子大学唯一の理学部を有し、文理融合の教育環境をもつ女子総合大学です。
今年度は「国際文化学部」を開設し、今後も2024年「建築デザイン学部」、2025年「食科学部(仮称・構想中)」と、新学部の開設を予定しています。「私が動く、世界がひらく。」のタグラインのもと、自ら学び、自ら行動し、新しい価値を創造できる人材を育てています。詳しくは、 https://www.jwu.ac.jp をご覧ください。


▼本件に関する問い合わせ先

学校法人 日本女子大学 法人企画部 広報課

住所

: 〒112-8681 東京都文京区目白台2-8-1

TEL

: 03-5981-3163

E-mail

n-pr@atlas.jwu.ac.jp

Lipsiusgebouw.jpg 人文学部が入るキャンパスの一つ、ライン川支流を臨むリプシウス棟

asian_library_2017.jpg アジア図書館では東南アジアや中国、日本などの書籍や貴重なコレクションを所蔵する