産業能率大学

従来のPBLを超えるプログラムとして設計!産業能率大学の革新的な実践型マーケティング教育「マーケティング・イニシアティブ」実施 ~1年次から3年次まで段階的に成長!実務経験豊富な卒業生との協働で実践力を磨く~

大学ニュース  /  イベント  /  教育カリキュラム  /  学生の活動

  • ★Twitter
  • ★Google+
  • ★Hatena::Bookmark

産業能率大学(東京都世田谷区、以下本学)経営学部マーケティング学科では、従来の課題解決型学習(PBL)を超えるプログラムとして設計した新たな授業「マーケティング・イニシアティブ」を実施しております。
本授業は、1年次から3年次までの3つのラウンドを通じて、企業の課題発見から解決策の提案までを実践的に学ぶことができるプロジェクト形式のプログラムです。各ラウンドは3日間の集中プログラムとして実施します。

「マーケティング・イニシアティブ」 プログラム概要
1年次配当(開講3年目):ラウンドⅠ(問題発見編)
1年次に行われるラウンドⅠでは、学生がチームを組み、興味のある企業が抱える課題を発見することを重視しています。
従来のPBLとは異なり、課題は与えられるのではなく、学生自身が状況を整理してゼロから課題を見つけ出すことで「問題発見力」を養います。
この過程を通じて、社会に積極的にかかわる意欲と問題発見に必要な幅広い知識と教養を身につけることが期待されます。

今年度は8月2日(金)、8月3日(土)、8月7日(水)の3日間で実施しました。
2日目の8月3日(土)には本学の卒業生が履修学生のグループワークに参画しました。
卒業生は指導役ではなく、チームメンバーの1人として参加し、企業におけるOJT(On the Job Training)のように学生を育成することが本プログラムの特徴です。

2年次配当(開講2年目):ラウンドⅡ(問題解決編)
2年次のラウンドⅡでは、ラウンドⅠで身につけた問題発見力を活かしつつ、課題に対する解決策を徹底的に考え抜く「問題解決力」を育成します。
各チームは関心のある企業を選定し、その企業が直面する課題を分析し、具体的な解決策を提案します。卒業生とともに、提案した解決策を実行するために乗り越えるべき実務上の課題を洗い出し、その課題を1つ1つ乗り越えるための施策を検討していきます。

今年度は9月5日(木)、9月7日(土)、9月11日(水)の3日間で実施します。
2日目の9月7日(土)には、多様な業界(メーカー、広告、エンターテインメント、人材、ICTなど)に属する本学の卒業生が参画し、学生の自由な発想力と卒業生の実務経験が響き合うワークが展開されます。

3年次配当(今年度新規開講):ラウンドⅢ(提言編)
3年次のラウンドⅢでは、卒業生が実際に業務上必要としているリアルな課題に取り組みます。
課題は協働する卒業生によって異なり、あえて調査範囲や調査の進め方が明確ではない「大まかな課題」を設定します。
学生自身がプロジェクトの進め方を検討しながら、課題を特定し、解決策を提案します。

本ラウンドは、課題提示から最終発表まで約2ヶ月間かけてプロジェクトに取り組みます。
一定期間の卒業生との協働を通じて、社会人のスピード感や段取り力、打合せの進め方などを実践的に学び、短期インターンシップ以上の経験を得ることができます。
ラウンドⅢは、今年度、新規開講となり、10月12日(土)に最終報告会を行います。

プログラムの背景と特長
本学では、これまでもPBLの機会を数多く提供し、企業や地域とのコラボレーションを通じて成果を上げてきました。
しかし、現在、高校で探究学習が推進されており、今後、課題解決型の学習を経験した学生が増加し、これまでのプログラムでは満足できない学生が増えることが予想されます。
そこで、新たな取り組みとして、本プログラムでは企業との協働を点から線へとつなぎ、絶え間なく成長できる環境を整えることを目指しました。

「マーケティング・イニシアティブ」は、企業が提供する課題ではなく、学生自身が問題を発見し、解決策を提案することを重視しています。
さらに、ビジネスの最前線で活躍するプロフェッショナル(卒業生)と協働することで、実務経験に基づく多様な視点やアプローチを学び、受講生に大きな成長と刺激をもたらします。

プログラム終了後には、卒業生との対話の時間が設けられており、卒業生から仕事やキャリアについて幅広くアドバイスを得る貴重な機会となります。
「マーケティング・イニシアティブ」は、旅行に例えれば、自分で行先を決める一人旅のようなものであり、挑戦することを楽しむ学生ほど成長できるプログラムです。
本学の魅力が凝縮されたこのプログラムを通じて、学生が社会に飛び出す自信と力を身につけることを期待しています。


▼本件に関する問い合わせ先

産業能率大学広報事務局(共同ピーアール内)

E-mail

sanno-u-pr@kyodo-pr.co.jp

062_230902_SAN_M-initiative.jpg