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医療創生大学(福島県いわき市)の学生19名が8月から9月にかけて、短期留学生としてシンガポール工科大学(Singapore Institute of Technology/SIT)へ派遣された。学生らはSITの学生との交流や講義の受講、シンガポールの医療制度の学習などのほか、特別プログラムとして同国の病院を訪問し、医療プロフェッショナルのシャドウイング(付き添い型見学)を行った。医療創生大学では12月にシンガポールからの留学生の受け入れを予定しており、今後も国際交流を推進していく。
医療創生大学では海外の著名大学との国際交流協定を積極的に推進。いわきキャンパスでは協定を結んだ大学から医療を学ぶ学生を受け入れ、授業内外での交流を通じて学生間の友好関係を深めている。
シンガポール工科大学との交流協定は、2019年8月に締結。このたびのプログラムは8月31日に日本を出発し、9月17日に帰国する日程で実施された。
派遣された学生らは、SITの学生との英語によるコミュニケーションおよび文化交流、大学講義への参加、シンガポールの医療制度の学習などを行った。
また、特別プログラムとして、シンガポール最大の総合病院および同付属地域病院、女性・小児専門病院を訪問。理学療法士、作業療法士、看護師、薬剤師といった医療プロフェッショナルに「シャドウイング」を行う機会を得た。
派遣された学生らは昨年度の短期留学で来日したSITの学生と既に友好関係を築いていたため、より深い国際交流・新しい双方向型国際交流が可能となった。学生の満足度は非常に高く、日本とシンガポールの臨床実践における類似点と相違点を確認し、両国の医療制度と働き方について理解を深めることができた。
プログラムの締めくくりとして互いに記念品の交換を行い感謝の意を表すとともに、今後の継続的な連携を確認した。
参加した学生からは、学習意欲の向上を示す声が多く聞かれた。また、「日本食が恋しくなった」という感想もあり、日本とシンガポールの衣食住・医療を比較し、文化の違いを体感したことが窺える。これらの反応は、プログラムが学生の成長に大きな影響を与えたことを示している。
学生を引率した学生・国際部長の阿部裕一教授と理学療法学科長・生命理工学研究科専攻長の齋門良紀教授は、近代的な医療を実践するシンガポールでの今回のプログラムが、アカデミックスキルとノンアカデミックスキル両方の醸成に大きな影響を与えたと考える。例えば、語学力はアカデミックスキルの一つだが、その向上には動機づけ、自己効力感、感情的知性、忍耐力などのノンアカデミックスキルが重要な役割を果たすと指摘している。
今回の国際交流では、学生らが身振り手振りを用いたノンバーバルコミュニケーションやスマートテクノロジーを活用しながら、積極的にコミュニケーションを図る姿が見られた。両教授は、プログラムに参加した学生たちの成長を間近で観察し、その変化を確認できたと語っている。
今後は、短期留学から戻った学生が、未参加の学生や高大連携校の高校生に対して、海外での経験をプレゼンテーションし、共有および影響を与えることが期待される。
また、今年度12月にはシンガポールからの留学生の受け入れも予定。今回の派遣に未参加の学生にもサポートメンバーとして関わってもらうことで、海外渡航せずとも国際的な視野を広げる体験が可能となる。
このたびの新しい双方向型国際交流の実践は、医療創生大学の新谷幸義総長ならびに、国際的に活躍している同大のGoh Ah-Cheng学長代行の挑戦的連携によるところが大きい。Goh Ah-Cheng学長代行は、シンガポール出身で、ニュージーランドで理学療法士免許を取得し、オーストラリアで修士号と博士号を取得した。その後、World Physiotherapy(世界理学療法連盟)の専門グループの一つ、International Society for Electrophysical Agents in Physiotherapy (ISEAP)の設立に尽力。2015年の世界理学療法国際学会では、アジア人として初めて基調講演を行う等、国際的に活躍している人物である。
同大では今後も、より多くの学生が国際交流の機会を得ることができる環境を整備していく。
●参加学生のコメント
「とても楽しかった。語学力を向上させるために勉強し、さらに理解力を高めたい」
「シンガポールの理学療法を見学でき、帰国後は理学療法士の資格取得を目指してより一層頑張りたい」
「海外の友人が増え、今後も継続して交流を深めていきたい」
「いわきキャンパスの他学科の参加者とも親しくなれた」
■医療創生大学HP
○国際交流
https://www.isu.ac.jp/aoi-kai_international/international/
《シンガポール工科大学との交流プログラム関連記事》
・国際交流で学ぶ腰椎理学療法:シンガポール工科大学(SIT)での実践的演習(2024.09.13)
https://www.isu.ac.jp/releases/detail---id-3572.html
・世界理学療法の日イベント in シンガポール(2024.09.11)
https://www.isu.ac.jp/releases/detail---id-3570.html
シンガポール工科大学との交流協定は、2019年8月に締結。このたびのプログラムは8月31日に日本を出発し、9月17日に帰国する日程で実施された。
派遣された学生らは、SITの学生との英語によるコミュニケーションおよび文化交流、大学講義への参加、シンガポールの医療制度の学習などを行った。
また、特別プログラムとして、シンガポール最大の総合病院および同付属地域病院、女性・小児専門病院を訪問。理学療法士、作業療法士、看護師、薬剤師といった医療プロフェッショナルに「シャドウイング」を行う機会を得た。
派遣された学生らは昨年度の短期留学で来日したSITの学生と既に友好関係を築いていたため、より深い国際交流・新しい双方向型国際交流が可能となった。学生の満足度は非常に高く、日本とシンガポールの臨床実践における類似点と相違点を確認し、両国の医療制度と働き方について理解を深めることができた。
プログラムの締めくくりとして互いに記念品の交換を行い感謝の意を表すとともに、今後の継続的な連携を確認した。
参加した学生からは、学習意欲の向上を示す声が多く聞かれた。また、「日本食が恋しくなった」という感想もあり、日本とシンガポールの衣食住・医療を比較し、文化の違いを体感したことが窺える。これらの反応は、プログラムが学生の成長に大きな影響を与えたことを示している。
学生を引率した学生・国際部長の阿部裕一教授と理学療法学科長・生命理工学研究科専攻長の齋門良紀教授は、近代的な医療を実践するシンガポールでの今回のプログラムが、アカデミックスキルとノンアカデミックスキル両方の醸成に大きな影響を与えたと考える。例えば、語学力はアカデミックスキルの一つだが、その向上には動機づけ、自己効力感、感情的知性、忍耐力などのノンアカデミックスキルが重要な役割を果たすと指摘している。
今回の国際交流では、学生らが身振り手振りを用いたノンバーバルコミュニケーションやスマートテクノロジーを活用しながら、積極的にコミュニケーションを図る姿が見られた。両教授は、プログラムに参加した学生たちの成長を間近で観察し、その変化を確認できたと語っている。
今後は、短期留学から戻った学生が、未参加の学生や高大連携校の高校生に対して、海外での経験をプレゼンテーションし、共有および影響を与えることが期待される。
また、今年度12月にはシンガポールからの留学生の受け入れも予定。今回の派遣に未参加の学生にもサポートメンバーとして関わってもらうことで、海外渡航せずとも国際的な視野を広げる体験が可能となる。
このたびの新しい双方向型国際交流の実践は、医療創生大学の新谷幸義総長ならびに、国際的に活躍している同大のGoh Ah-Cheng学長代行の挑戦的連携によるところが大きい。Goh Ah-Cheng学長代行は、シンガポール出身で、ニュージーランドで理学療法士免許を取得し、オーストラリアで修士号と博士号を取得した。その後、World Physiotherapy(世界理学療法連盟)の専門グループの一つ、International Society for Electrophysical Agents in Physiotherapy (ISEAP)の設立に尽力。2015年の世界理学療法国際学会では、アジア人として初めて基調講演を行う等、国際的に活躍している人物である。
同大では今後も、より多くの学生が国際交流の機会を得ることができる環境を整備していく。
●参加学生のコメント
「とても楽しかった。語学力を向上させるために勉強し、さらに理解力を高めたい」
「シンガポールの理学療法を見学でき、帰国後は理学療法士の資格取得を目指してより一層頑張りたい」
「海外の友人が増え、今後も継続して交流を深めていきたい」
「いわきキャンパスの他学科の参加者とも親しくなれた」
■医療創生大学HP
○国際交流
https://www.isu.ac.jp/aoi-kai_international/international/
《シンガポール工科大学との交流プログラム関連記事》
・国際交流で学ぶ腰椎理学療法:シンガポール工科大学(SIT)での実践的演習(2024.09.13)
https://www.isu.ac.jp/releases/detail---id-3572.html
・世界理学療法の日イベント in シンガポール(2024.09.11)
https://www.isu.ac.jp/releases/detail---id-3570.html
・シンガポール工科大学(SIT)で講義を受ける医療創生大学の学生たち(2024.09.10)
https://www.isu.ac.jp/releases/detail---id-3565.html
・留学先のシンガポールで驚きの再会!医療創生大学の学生たち(2024.09.07)
https://www.isu.ac.jp/releases/detail---id-3563.html
・シンガポール短期留学の活動報告~最高水準医療を提供する病院への訪問~(2024.09.04)
https://www.isu.ac.jp/releases/detail---id-3559.html
▼本件に関する問い合わせ先 |
|
企画課 | |
住所 | : 福島県いわき市中央台飯野5-5-1 |
TEL | : 0246-29-7117 |
産婦人科、小児科、新生児に対する医療に特化し、国際的にも最高水準の医療を提供している「KK Women's and Children's Hospital」への訪問活動。
「KK Women's and Children's Hospital」にて、シンガポールで働く理学療法士のキャリアやリハビリテーション科について説明を受ける医療創生大学の学生たち
シンガポールの病院「KK Women's and Children's Hospital」の薬剤部を見学する医療創生大学の学生たち。
シンガポールの病院見学先で、昨年度、医療創生大学の留学プログラムで来日した学生と思いがけない再会!
シンガポール工科大学(SIT)に訪問し、シンガポールの医療制度やSITのカリキュラムについてレクチャーを受ける医療創生大学の学生たち。
シンガポール工科大学(SIT)で開催された大学主催の世界理学療法イベントに、昨年度医療創生大学に短期留学していた学生がスタッフとして参加しており、久しぶりの再会となった。
シンガポール工科大学(SIT)で現地の学生とともに講義に参加し、現地の学生と協力し実技演習を行う医療創生大学の学生たち。
大学・学校情報 |
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大学・学校名 医療創生大学 |
URL https://www.isu.ac.jp/ |
住所 福島県いわき市中央台飯野5-5-1 |
福島県のいわきキャンパスに薬学部、看護学部、健康医療科学部、心理学部を、千葉県の柏キャンパスに国際看護学部を設置する医療系総合大学です。 |
学長(学校長) 新谷 幸義 |