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フェリス女学院大学(神奈川県横浜市/学長:小檜山ルイ)と株式会社エデュイットジャパンが運営するシネマ・ジャック&ベティは、相互の協力及び連携に関する基本的事項について、2024年6月4日、包括連携協定を締結しました。
この協定は、シネマ・ジャック&ベティとフェリス女学院大学双方の協力により地域への貢献、映画館で映画を観ることの価値の再創造及び教育的価値の向上を図ることを目的としています。シネマ・ジャック&ベティの経営・広報に関する課題解決に取り組む体験は、フェリス女学院大学学生の能力育成、実践的な学術研究の機会となることが期待されます。
1 協定締結の背景
フェリス女学院大学では「映画館で映画を観ることの再創造とシネフィルコミュニティの創造」プロジェクトを実施します。
現在、日本全体での映画館の興行収入は、シネコンが95%を占めている一方、日本で封切りされた作品のうち、シネコンで上映される作品はわずか25%に過ぎません。一方、ミニシアターは75%に相当する作品を上映しており、映画の多様性を維持させるという役割を担っています。巨大な資本をバックにしたシネコンの圧倒的優位性は、映画の多様性を危機に陥らせています。
このような状況に対して、フェリス女学院大学では、2024年4月に「映画館で映画を観ることの価値を再創造するプロジェクト」を発足させました。本プロジェクトは、まずシネコンでは上映されることがない作品に着目し、その魅力を発信し、多様な映画作品が人々に視聴されるような仕掛けを作り上げます。
また、映画館のある街で作品を観ることの意義に着目し、映画館に足を運ぶ仕掛けを作る予定です。その結果、映画を上映館で視聴することの楽しさや、これからも多様な作品が制作・上映されることの文化的意義の維持、そしてなによりも作品を解釈するリテラシーを共有し、映画館を中心とするコミュニティを再創造することの重要さを確認したいと考えています。
2 活動実績・事業計画
包括協定であるため、いくつかのフェーズに分かれて目的を達成させるべく、学生を中心としたプロジェクトが進行します。
■フレンドリーグループ:「映画館のある街作りプロジェクト」(教員が設定したテーマに賛同した学生が参加する公認団体。学部学科を問わず参加できる。)
フェリス女学院大学祭(2024年11月3日(日)、4日(月・祝))で、「フェリスにシネマ・ジャック&ベティがやってきた!」を出店します。ここでは、シネマ・ジャック&ベティのある街に若い世代が足を運ぶように、近隣の飲食店やアート系古本屋などお薦めスポットを掲載したマップの配布、横浜の地元作家による作品の上映、シネマ・ジャック&ベティ制作のマナー広告キャラクターの解説パンフ配布、シネマ・ジャック&ベティオリジナルグッズの販売などを予定しています。シネマ・ジャック&ベティを近くに感じてもらうためのイベントです。またシネマ・ジャック&ベティ(映画館内)でも、マップの配布を予定しています。(チラシ、パンフとも無料です。)
■授業「コミュニケーション専門ゼミ」(文学部コミュニケーション学科・藤巻光浩教授<メディア・コミュニケーション研究>):プロジェクト名「フェリス生は、『作品名』をこうみた!」
11月、12月、2025年1月に、それぞれ1上映作品につき一回ずつ、本ゼミがトークショーを開催します。監督や俳優たちへのインタビューセッションもシネマ・ジャック&ベティで実施予定です。また、同時期に当該作品鑑賞の一助としてゼミ生作成のパンフ(もしくはチラシ)を、シネマ・ジャック&ベティで配布します。
このゼミ・プロジェクトは、ミニシアターで上映される作品に関して、その解釈のためのリテラシーを身に着け、解釈共同体を創造することが期待されています。そして、何よりも、若い世代が、ミニシアターで上映される作品に対して、その価値や意義を再確認し、映画文化の多様性を維持することに貢献しようとするものです。
甲斐ゆかり監督とフェリス生のトークショーは11月8日(金)18:55開始の作品上映終了後、20:29頃~20:55頃(26分程度)に開催予定です。担当作品は『徒花ADABANA』(甲斐ゆかり監督)。今年度の東京国際映画祭のウィメンズ・エンパワーメント部門にて出品されたものです。
フェリス女学院大学では、上記のほかにもプロジェクトを企画中で、随時発信する予定です。
■シネマ・ジャック&ベティ 梶原俊幸支配人コメント
シネマ・ジャック&ベティは、前身の名画座時代から含めると、映画館として72年の歴史があります。ですが、映画以外の娯楽の普及、シネコンと呼ばれる複合映画館の台頭から、近いところではコロナ禍やネット配信等の影響もあり、町の映画館は厳しい状況が続いております。しかしながら、町の映画館でしかできない贅沢な映画体験があると信じています。学生さんにご協力いただくことで、今までの映画館運営では届けられなかった、これからの映画館ユーザーにお越しいただくことでできるのではないかと、期待しております。
シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティは、神奈川県横浜市中区若葉町にある2スクリーンのミニシアターです。
前身の「横浜名画座」を引き継ぐ形で、1991年に開館しました。2005年に当時の運営会社の廃業とともに閉館。その後、2007年に株式会社エデュイットジャパンへ正式に引き継がれ、運営が開始されました。
「ジャック」と「ベティ」の2つのスクリーンがあり、単館系の新作ロードショーを中心に、監督・俳優特集、映画祭なども行います。
https://www.jackandbetty.net/jackandbetty.html
■大学公式Webサイト https://www.ferris.ac.jp/
■大学公式Instagram https://www.instagram.com/ferrisuniv/
(学生広報スタッフの協力を得てキャンパスライフを紹介しています)
1 協定締結の背景
フェリス女学院大学では「映画館で映画を観ることの再創造とシネフィルコミュニティの創造」プロジェクトを実施します。
現在、日本全体での映画館の興行収入は、シネコンが95%を占めている一方、日本で封切りされた作品のうち、シネコンで上映される作品はわずか25%に過ぎません。一方、ミニシアターは75%に相当する作品を上映しており、映画の多様性を維持させるという役割を担っています。巨大な資本をバックにしたシネコンの圧倒的優位性は、映画の多様性を危機に陥らせています。
このような状況に対して、フェリス女学院大学では、2024年4月に「映画館で映画を観ることの価値を再創造するプロジェクト」を発足させました。本プロジェクトは、まずシネコンでは上映されることがない作品に着目し、その魅力を発信し、多様な映画作品が人々に視聴されるような仕掛けを作り上げます。
また、映画館のある街で作品を観ることの意義に着目し、映画館に足を運ぶ仕掛けを作る予定です。その結果、映画を上映館で視聴することの楽しさや、これからも多様な作品が制作・上映されることの文化的意義の維持、そしてなによりも作品を解釈するリテラシーを共有し、映画館を中心とするコミュニティを再創造することの重要さを確認したいと考えています。
2 活動実績・事業計画
包括協定であるため、いくつかのフェーズに分かれて目的を達成させるべく、学生を中心としたプロジェクトが進行します。
■フレンドリーグループ:「映画館のある街作りプロジェクト」(教員が設定したテーマに賛同した学生が参加する公認団体。学部学科を問わず参加できる。)
フェリス女学院大学祭(2024年11月3日(日)、4日(月・祝))で、「フェリスにシネマ・ジャック&ベティがやってきた!」を出店します。ここでは、シネマ・ジャック&ベティのある街に若い世代が足を運ぶように、近隣の飲食店やアート系古本屋などお薦めスポットを掲載したマップの配布、横浜の地元作家による作品の上映、シネマ・ジャック&ベティ制作のマナー広告キャラクターの解説パンフ配布、シネマ・ジャック&ベティオリジナルグッズの販売などを予定しています。シネマ・ジャック&ベティを近くに感じてもらうためのイベントです。またシネマ・ジャック&ベティ(映画館内)でも、マップの配布を予定しています。(チラシ、パンフとも無料です。)
■授業「コミュニケーション専門ゼミ」(文学部コミュニケーション学科・藤巻光浩教授<メディア・コミュニケーション研究>):プロジェクト名「フェリス生は、『作品名』をこうみた!」
11月、12月、2025年1月に、それぞれ1上映作品につき一回ずつ、本ゼミがトークショーを開催します。監督や俳優たちへのインタビューセッションもシネマ・ジャック&ベティで実施予定です。また、同時期に当該作品鑑賞の一助としてゼミ生作成のパンフ(もしくはチラシ)を、シネマ・ジャック&ベティで配布します。
このゼミ・プロジェクトは、ミニシアターで上映される作品に関して、その解釈のためのリテラシーを身に着け、解釈共同体を創造することが期待されています。そして、何よりも、若い世代が、ミニシアターで上映される作品に対して、その価値や意義を再確認し、映画文化の多様性を維持することに貢献しようとするものです。
甲斐ゆかり監督とフェリス生のトークショーは11月8日(金)18:55開始の作品上映終了後、20:29頃~20:55頃(26分程度)に開催予定です。担当作品は『徒花ADABANA』(甲斐ゆかり監督)。今年度の東京国際映画祭のウィメンズ・エンパワーメント部門にて出品されたものです。
フェリス女学院大学では、上記のほかにもプロジェクトを企画中で、随時発信する予定です。
■シネマ・ジャック&ベティ 梶原俊幸支配人コメント
シネマ・ジャック&ベティは、前身の名画座時代から含めると、映画館として72年の歴史があります。ですが、映画以外の娯楽の普及、シネコンと呼ばれる複合映画館の台頭から、近いところではコロナ禍やネット配信等の影響もあり、町の映画館は厳しい状況が続いております。しかしながら、町の映画館でしかできない贅沢な映画体験があると信じています。学生さんにご協力いただくことで、今までの映画館運営では届けられなかった、これからの映画館ユーザーにお越しいただくことでできるのではないかと、期待しております。
シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティは、神奈川県横浜市中区若葉町にある2スクリーンのミニシアターです。
前身の「横浜名画座」を引き継ぐ形で、1991年に開館しました。2005年に当時の運営会社の廃業とともに閉館。その後、2007年に株式会社エデュイットジャパンへ正式に引き継がれ、運営が開始されました。
「ジャック」と「ベティ」の2つのスクリーンがあり、単館系の新作ロードショーを中心に、監督・俳優特集、映画祭なども行います。
https://www.jackandbetty.net/jackandbetty.html
■大学公式Webサイト https://www.ferris.ac.jp/
■大学公式Instagram https://www.instagram.com/ferrisuniv/
(学生広報スタッフの協力を得てキャンパスライフを紹介しています)
【2024年11月5日 更新】10月23日時点では 「なお、11月のトークショーは11月9日(土)午後に決定(時間の詳細はジャック&ベティ公式Webサイトをご覧ください)。」 とお知らせしておりましたが、諸事情により、以下のとおり日程が変更となりました。 甲斐ゆかり監督とフェリス生のトークショーは 11月8日(金)18:55開始の作品上映終了後、20:29頃~20:55頃(26分程度)に開催予定です。
▼本件に関する問い合わせ先 |
|
広報課 | |
荒井(薫)、荒井(萌) | |
住所 | : 〒245-8650 横浜市泉区緑園4-5-3 |
TEL | : 045-812-9624 |
FAX | : 045-812-8395 |
大学・学校情報 |
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大学・学校名 フェリス女学院大学 |
URL https://www.ferris.ac.jp/ |
住所 【緑園キャンパス】 文学部 国際交流学部 音楽学部 〒245-8650 横浜市泉区緑園4-5-3 【山手キャンパス】 音楽学部 〒231-8651 横浜市中区山手町37 |
フェリス女学院は1870年(明治3年)、キリスト教精神に基づいた日本最初の女子教育機関として創設されました。「For Others (他者のために)」の教育理念のもと、フェリス女学院大学では「新しい時代を切り拓く女性」の育成をめざし、全学教養教育機構(CLA : Center for the Liberal Arts)を2017年度4月に開設。新しい教養教育のカリキュラムを展開しています。 |
学長(学校長) 小檜山 ルイ |