帝京平成大学

帝京平成大学の狩野朋子教授らによる作品が台湾の国際芸術祭「馬祖ビエンナーレ」に出展 ― 11月16日まで開催中

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帝京平成大学観光経営学科の狩野朋子教授と建築家の中坪多恵子さん(On建築設計事務所主宰東海大学建築都市学部建築学科非常勤講師)による作品が、台湾の離島・馬祖(連江県)で開催されている国際芸術祭「馬祖ビエンナーレ」(馬祖国際芸術島)において公開されている。出展作品「馬祖島來信」(Letters from Matsu)は、来場者が手紙を書いて投函し、その過程で島とのつながりを感じてもらうというもの。芸術祭の開催は11月16日(日)まで。

 今年で3回目となる馬祖ビエンナーレは離島の観光活用を目的とした国際芸術祭。9つの国・地域から55組のアーティストが参加し、馬祖列島の5つの島において9月5日から11月16日まで開催されている。日本からは狩野教授らの他にも、世界的に著名なアーティスト3組が参加している。

 狩野朋子教授(人文社会学部観光経営学科)建築学や観光学が専門分野で「世界遺産と防災」などを主なテーマとして、まちや住居群を対象とした空間研究と提案を行っている。公益財団法人大林財団の研究助成金による調査とその後の国際コンペがきっかけとなり、馬祖ビエンナーレに選出された。
 公開されている作品「馬祖島來信」(Letters from Matsu)は中坪多恵子さんとの共同作品。キュレーターの洪榆橙さんが立ち上げた軍人の手紙を集めるプロジェクトの一環ともなり、
元軍事拠点の「53拠点」で展示されている。
 作品の来場者は、羊皮紙等に転写された軍人の手紙を読み、当時からそこにある風景や自然を感じながら、「馬祖の色」に染色したハガキに自分の手紙を書いて投函できる。そのハガキは会期後に届けられる。こうした経験と空間体験を通して、かつて軍事の孤島だったこの場を「人と人とをつなぐ場」へと変えていく作品である。


「馬祖ビエンナーレ」(馬祖国際芸術島)
【日程】 9月5日(金)~11月16日(日)
【URL】https://matsubiennial.tw/
・狩野朋子教授と中坪多恵子さんによる作品
 https://matsubiennial.tw/artworks/details/434


(参考)
・台湾・中央通訊社のインタビュー記事
 https://www.cna.com.tw/news/aloc/202508220295.aspx
・Casa BRUTUS 日本人アーティストも存在感を示す、台湾最大規模の島巡りアートフェスが開催中!
 https://casabrutus.com/categories/art/468270
・&プレミアム 台湾の離島・馬祖 (マーヅー) 島を歩いて楽しむ、アートと対話する時間。
 https://andpremium.jp/article/matsu-biennial-251021/#swiper-1-slide-1
・世界遺産と防災:歴史的都市におけるレジリエントな空間と観光(狩野朋子教授)
 https://www.thu.ac.jp/innovations/innovations-018
・観光経営学科の教員が、第14回 アジア建築交流国際シンポジウムで"Academic Session Award"を受賞しました。(2025.02.07)
 https://www.thu.ac.jp/news/2024/250204-02

▼本件に関する問い合わせ先

学校法人 帝京平成大学 入試課

住所

: 東京都豊島区東池袋2-51-4

TEL

: 03-5843-3200

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