立正大学

「クリッカー」導入による双方向型授業で教員と学生の距離が縮まる――立正大学

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立正大学経済学部では2010年4月より、ICT活用教育として「クリッカー」を導入する。「クリッカー」とはリモコンを使って回答するための装置で、教員の質問に対し、学生からの回答結果を瞬時にグラフで表示したり、集計したりすることができる。クリッカーを学部生全員に配布するような学部一体的取り組みは、日本初の試みだ。

 「クリッカー」とは、米国の教育界で使われ始めているリモコンを使って回答するための装置(オーディエンス・レスポンス・システム)。教員の質問に対し、学生からの回答結果を瞬時にグラフで表示したり、集計したりすることができる。学生一人ひとりにクリッカーを持たせることで、双方向型授業も全学的に取組むことが容易となり、効率的に教育力を高めることが可能だ。
 
 立正大学経済学部では、昨年、オープンキャンパスや大教室の講義型授業などで試験的にクリッカーを活用してきた。また、同年12月に行われた3つのゼミによる討論会においてもクリッカーを使用した。各ゼミの2年生が討論部門とプレゼン部門に分かれ、日ごろの研究成果を競い合う中、どの発表が優れているかを学生自身にクリッカーを用いて投票させたところ、大いに盛り上がった。これらの試行の成果を受けて、今年4月から経済学部の1年生から4年生まで全学生にクリッカーを持たせ、クリッカーによるICT活用教育を学部一体としてスタートさせることとなった。
 
 今年から施行されるクリッカー活用の範囲は「小テスト実施」「アンケート調査」「自動出欠管理」「リアルタイム理解度」など多岐に渡る。同大では、今後このようなリアルタイムのコミュニケーションツールを授業で活用することで、教育に「楽しさ」を導入し、例え大教室であっても教員と学生の距離が縮まり、学生たちの講義への参加意欲が飛躍的に高まるものと期待している。
 
▼本件に関する問い合わせ先
 立正大学 学長室政策広報課
 東京都品川区大崎4-2-16
 TEL: 03-3492-5250
 FAX: 03-5487-3340
 E-mail: ppi@ris.ac.jp

1175 瞬時に投票結果が映し出される

1176 クリッカーを使用し投票する学生たち