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発生から半世紀、水俣病は現代日本に何を物語るか ──明治大学が「水俣・明治大学展」を9月4日(土)~19日(日)に開催

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発生から半世紀以上が経過した公害病「水俣病」に関する展示などを行う『水俣・明治大学展』(主催:明治大学 共催:水俣フォーラム)が9月4日(土)から19日(日)の間、明治大学駿河台キャンパスにて開催される。患者約500人の遺影や劇症患者の脳標本の実物など計約300点を展示するほか、当事者が水俣病について語るコーナーや、希望者を対象とする毛髪水銀調査コーナーを開設。また記念講演や、患者と著名文化人との対談など各種プログラムも行われる。

~約500人の患者の遺影や、劇症患者の脳標本などを公開~

 「もはや戦後ではない」との旗印のもと、日本が経済・工業大国へと邁進する起点で発生した水俣病は、単なる公害・環境問題ではなく、「豊かさの追求」がもたらした現代の「生きにくさ」にもつながる政治・経済・社会問題であるといえる。

 明治大学ではこの企画展の開催を今後の教育や研究につなげ、今もなお水俣病に苦しむ人々の痛みを後世まで語り継ぐとともに、水俣病問題を世界に向け発信していきたいと考えている。

《水俣・明治大学展について》
・日 時: 2010年9月4日(土)~19日(日) 午前10時~午後8時
      ※日曜日は午後6時、最終日は午後4時まで
・場 所: 明治大学 駿河台キャンパス(東京都千代田区神田駿河台)
      ※下記地図をご参照ください
・内 容:
   ◎展示(患者遺影、実物展示、写真展示、美術展示など)
   ◎ホールプログラム(開催記念講演、著名文化人と患者との対談、関連映画上映など)
   ◎総合講座「水俣病」 ※7月より開催(全9回)   他
・料 金:
   ◎当日券(一般1200円、大学生以下600円)
   ◎前売券(一般1000円、大学生以下500円)

※ご参照 「水俣・明治大学展」ブログ http://minamataforum.blog69.fc2.com/

▼本件に関する問い合わせ先
◎明治大学 広報課
 担当: 西川
 TEL: 03-3296-4082
◎水俣・明治大学展実行委員会
 TEL: 03-5285-1106

1533 水俣病で硬直したまま動かなくなった漁師・船場岩蔵さんの手(1970年、桑原史成氏撮影)

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