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日本大学理工学部精密機械工学科・青木義男教授らが考案した「レゴ宇宙エレベーター」が科学用知育教材に

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日本大学理工学部精密機械工学科の青木義男教授が理事を務める一般社団法人宇宙エレベーター協会のメンバーらが考案した「レゴ宇宙エレベーター実験キット」がこのたび、大手知育玩具メーカー・レゴ社から、教育機関向けのレゴブロックのキットとして発売されることになった。

 宇宙エレベーター(軌道エレベーター)とは、地上と宇宙をエレベーターでつなぐ、これまでにない輸送機関である。科学者やSFファンの間では古くから知られていたが、1991年のカーボンナノチューブの発見など、近年の技術発展によって実現の可能性が高まり、注目を集めている。
 
 日本大学理工学部精密機械工学科の青木義男教授ら宇宙エレベーター協会のメンバーは、2008年よりレゴブロックを用いた宇宙エレベーター教育教材を開発。「レゴ宇宙エレベーター競技会」を実施して、『大学の物理教育』誌(2009年15巻1号)などで取り上げられている。これに注目したレゴ社のレゴ エデュケーションが宇宙エレベーター協会へ商品化をもちかけ、今回のキット販売が実現することになった。
 
 2010年6月20日に行われたレゴ エデュケーションカンファレンス(日本科学未来館)でも、同キットは新商品として展示され、参加した多くの教育関係者から注目を集めた。子どもたちの科学的な好奇心や創造力を養う教材としてばかりでなく、大学での授業でもインセンティブを高める教材として期待されている。
 
※一般社団法人 宇宙エレベーター協会 ホームページ  http://jsea.jp/
 
◎レゴ エデュケーション
「子どもたちの自発的な学びは遊びから生まれる」というレゴ社の理念のもと、1980年に同社の教育事業部として発足。子どもたちの遊びと学びを支援する教材やカリキュラムを開発している。
 
 
▼本件に関する問い合わせ先
 日本大学理工学部 船橋校舎庶務課 (担当:牧野)
 TEL: 047-469-5330

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