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聖徳大学児童学研究所が12月4日に「子どもの発達と支援―障害児・者研究からみえるもの―」を開催

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聖徳大学児童学研究所(千葉県松戸市/学長:川並弘昭、所長:松浦信夫)では12月4日(土)に、平成22年度 第2回講演会「子どもの発達と支援―障害児・者研究からみえるもの―」を開催する。当日は、東京学芸大学教育実践研究支援センターの菅野敦教授を講師に招き、「生涯発達支援」の立場から見た講演を行う。入場無料、申し込み不要。

 聖徳大学児童学研究所()は、学際的観点から児童を総合的に研究し、児童の再発見に基づく児童学を構築することを目的に、平成7年4月に設立された。社会が急激に変化し、子どもたちの生きている環境も大きな変化にさらされている現在、この「児童の再発見」という課題の重要性を改めて認識し、「子どもを知る」という総合的・持続的テーマのもとで、さまざまな活動を展開している。

 こうした中、同研究所では12月4日(土)に、東京学芸大学教育実践研究支援センターの菅野敦教授を講師に招き、「子どもの発達と支援―障害児・者研究からみえるもの―」と題した講演会を開催する。
 特別支援教育は乳幼児期から小学校・中学校・高等学校、さらには成人教育も視野に入れることが必要だという「生涯発達支援」の立場から、それぞれの段階で関わる人がどのような考え方を持ち、どのような役割を果たしていくことが必要かについて、実践的な講演を行う。詳細は以下の通り。

◆「子どもの発達と支援―障害児・者研究からみえるもの―」
【講師】
 菅野敦氏(東京学芸大学教育実践研究支援センター教授)
【開催日時】
 12月4日(土) 14:00~15:30
【会場】
 聖徳大学 生涯学習社会貢献センター(10号館)14階
 (千葉県松戸市松戸1169/「松戸駅」東口徒歩1分)
【費用】
 入場無料
【申し込み】
 事前申込み不要
【後援】
 松戸市教育委員会、市川市教育委員会、柏市教育委員会
【講師プロフィール】
 知的障害養護学校教員を経て、筑波大学大学院修了後、東京学芸大学特殊教育研究施設に勤務。ダウン症を中心とした知的障害のある人々の乳幼児期から成人期・老年期までの心理学的課題を「生涯発達支援」という視点から研究。
 現在、東京学芸大学教育実践研究支援センター教授、東京学芸大学附属世田谷中学校長。日本発達障害システム学会会長、日本発達障害学会副会長・編集委員長、日本特殊教育学会常任理事・常任編集委員。

※聖徳大学児童学研究所の活動について
 現在、児童学研究所が行っている主要な活動には3つのものがある。
 第1は、「子どもを知る」を大テーマとして年3回行われる研究会・講演会(公開)である。学内外のさまざまな研究分野の発表者による話題提供をもとに、参加者全員による活発な質疑応答と討議を行う。同大大学院生にも積極的な参加を呼びかけており、成果は児童学研究所の刊行物に可能な限り掲載する。また、平成18年度からは新たに「子どもの発達シンポジウム」を開催することとした。これは、学内外の専門家によるシンポジウムで、年1回開催しており、焦点を絞るために対象を乳幼児早期、幼児期、学重期、思春期に分け、各分野の専門家により総合的に子どもの発達を討論する。
 第2は、研究所紀要『児童学研究』の刊行である。同研究所は平成10年度より、年1回(3月末)、同大のすべての教員の自発的な投稿にもとづき、その最新の研究成果を掲載するために、この紀要を刊行してきた。大学院生についても後期課程在籍者および前期課程修了者の中から、その優れた論文を教員の指導の下に掲載している。研究所紀要による研究成果の蓄積は、研究所の目的たる児童学の構築への一里塚になるものと考えられる。
 第3は、研究所の広報誌「児童研だより」の発行である。年3回発行され、同大の多岐な分野の研究者が、その研究を軸に主として児童の教育に関わりのあるテーマで寄稿している。千葉県・東京都・茨城県・埼玉県の幼稚園や、小学校、中学校、高等学校などに配付され、同大および同研究所の研究活動への理解と周知を図る上で重要な役割を果たしている。

▼本件に関する問い合わせ先
 聖徳大学児童学研究所(知財戦略課)
 TEL: 047-365-1111(大代)
 E-mail: chizai@seitoku.ac.jp
 URL: http://www.seitoku.ac.jp/kenkyujyo/jidou/