神奈川工科大学

神奈川工科大学の学生らが4月23日に「東日本大震災・復興支援イベント」開催──車いす修理会に合わせて、「避難所にあればうれしい日用品」の収集・仕分け作業を実施

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神奈川工科大学の国際ボランティアサークルである「神奈川工科大学 車いす修理屋」(KWR)は、東日本大震災の発生を受けて、修理した車いすを避難所に届ける活動を行っている。4月23日に学内で開催される「車いす修理会」では、学生や地域の人々にも参加を呼びかけ、これまでの避難所訪問で分かった「避難所にあればうれしい日用品(支援物品)」の仕分けと避難所への配送作業を実施する。

 神奈川工科大学の国際ボランティアサークル「車いす修理屋」(KWR)は、近隣の福祉施設などを訪問し、車いすのメンテナンス作業などに取り組んでいる団体である。
 国際協力活動としては、国内で使われなくなった車いすを点検・修理して海外に贈ったり、現地の福祉施設での点検・修理や講習会の開催、さらに車いすのニーズ・使用環境調査などを実施。JICAの「世界の笑顔のために」プログラムにも積極的に参加している。

 こうした中、KWRのメンバーはこのたびの東日本大震災の発生を受け、4月2日と9日の両日、埼玉県加須市に設けられた避難所を訪問。福島原発の隣接地・双葉町から避難してきた人々に車いすを提供するなど、ボランティア活動に携わってきたが、その活動の過程で「避難所にあればうれしい日用品」リストの存在を知った。

 そこで、KWRでは学内をはじめ近隣大学や厚木市内の高等学校、看護学院など地域の人々にも呼びかけ、「あればうれしい日用品」5品目を収集。4月23日(土)に学内で開催される「車いす修理会」の中で仕分け作業を行い、新潟医療福祉大学空飛ぶ車いすサポーターズ(FWS)のメンバーらとともに、福島県双葉町に寄贈することとなった。

 KWRでは下記の要領で、日用品の募集、および仕分け作業と車いす修理に参加してくれるボランティアを募集している。

◆日用品郵送要領
1.対象品:
   (1) バスタオル(未使用に限る)   (2) 冷えピタ(熱さましシート)   (3) 歯磨き粉
   (4) ポリデント(いれ歯洗浄剤)   (5) カップラーメン
2.集積場所: 品物は宅配便などで下記あて郵送してください。
    郵送先 〒243-0292 神奈川県厚木市下荻野1030
    神奈川工科大学・学生課気付 KWR代表 鈴木裕喜
3.郵送受付期間: 4月19日(火)から21日(木)必着<厳守>
4.箱詰方法:
   (1) 一箱には同じ物だけを入れてください。
   (2) 白い紙に品物名、数量を明記して、箱の横に貼ってください。
5.寄 贈: 福島県双葉町/配送日4月24日(日)<KWRとFWSメンバーが配送>
◆お願い: 限られた時間と人数で仕分けなどを迅速に行うために、品物、箱詰方法、期間を限定しました。参加の方にお手数をおかけしますがご了承ください。

【東日本大震災支援・車椅子修理会の開催】
・日 時: 4月23日(土) 12:30受付 13:00~16:30修理会
・場 所: 神奈川工科大学第二体育館
・内 容: (1) 50台の車椅子の修理・メンテナンス、ノーパンクタイヤへの交換(被災地からの要請に基づく支援活動)
       (2) 支援物品の仕分け作業

《神奈川工科大学車いす修理屋(KWR)からの呼びかけ》
 福島原発の隣接地双葉町から移転を3度繰り返し、埼玉県加須市に避難した1,300人は、間仕切りなし、エレベーターなし、冷房なし、冷蔵庫なし…と、なにもない廃校(旧騎西高校)の教室や体育館で寝起きし、猛暑で有名な埼玉の夏を迎えることになります。

2回の訪問で「あればうれしい日用品」リスト発見!
 校舎2階に設置された双葉町社協に4月2日に車いす5台、4月9日に北海道東神楽町社協から預かった杖4本を届けましたが、この2回の訪問で体育館に保管中の支援物資について町の方と話す機会がありました。その時体育館の壁に手書きで、バスタオル、ポリデント、歯磨き粉など品名が書いてある紙が目に入り、尋ねると「町の方が書いた、あればうれしい日用品です。必要品は日々変わります。小さいタオルは沢山ありますが、バスタオルは少なく、これから夏を迎え、小さい子の夏がけにも使えてあれば喜びます」と説明してくれました。また、ダンボール一杯に詰まった衣類はほとんどが冬物の中古でした。緊急時を過ぎた現段階では、新しい「夏もの」を贈る必要性を痛感しました。

 4月23日(土)に神奈川工科大学内で車いす修理会を計画していますが、同時に、「あればうれしい日用品」の中から、バスタオル(未使用に限る)、冷えピタ(熱さましシート)、歯磨き粉、ポリデント(いれ歯洗浄剤)、カップラーメンを集めて贈ることにしました。学生でも参加できるボランティアとして「一人1品」を基本に呼びかけます。集められた品物は、23日に修理会で仕分けして24日(日)に双葉町(加須市)に届けます。

▼本件に関する問い合わせ先
 神奈川工科大学 経営管理本部
 企画広報担当 椎名
 〒243-0292 神奈川県厚木市下荻野1030
 TEL: 046-291-3002