聖学院大学

聖学院大学が被災地の「こどもの心のケア」支援をスタート――学生の絵本読み聞かせや支援者向け冊子の配布などを展開

大学ニュース  /  学生の活動  /  地域貢献  /  その他

  • ★Facebook
  • ★Twitter
  • ★Google+
  • ★Hatena::Bookmark

聖学院大学(埼玉県上尾市/学長:阿久戸光晴)では、被災地で心の傷を持つこどもの心のケアを実践的に学ぶ「人間福祉学部こども心理学科」の開設にあわせて、東日本大震災被災地における「こどもの心のケア」を支援する活動をスタート。学生による絵本の読み聞かせや遊びなど、被災地でのボランティア活動を行いながら実践的に心のケアを学んでいくプログラムを実施する。

 東日本大震災から10か月が経ち、継続的な復興支援とともに被災者とそれを支援する人への「心のケア」が重要になっている。
 聖学院大学の教員と学生らは、これまでにも被災者と支援者への心のケアに携わってきた。現在も、埼玉県加須市で避難生活を続ける福島県双葉町の子どもたちとの遊びや学習支援活動などを行っている( http://bit.ly/zsS55X )。
 また、同大のスピリチュアルケア専門の教員が、被災者と支援者の心のケアを個別に実施。昨年11月にはそれらの経験をもとに、『被災者と支援者のための心のケア』( http://bit.ly/y1xAMK )を出版し、反響を呼んでいる。

 こうした中、同大は「人間福祉学部こども心理学科」( http://bit.ly/xN3zrk )の開設にあわせ、被災地の「こどもの心のケア」を支援する活動をスタートすることとなった。同大は1月に被災地でのニーズ調査を実施。家族や保育士、教師などの支援者に向けた無料の冊子『こどもの心にそっと寄り添う―被災地のこどものケア―』( http://bit.ly/ycoupn )の配布に取り組んだ。

 4月の学科開設以降は、学生による絵本の読み聞かせや遊びなど、被災地でのボランティア活動を行いながら実践的に心のケアを学んでいくプログラムを実施する。詳細は以下の通り。

◆具体的支援活動
(1) 2012年2月に支援者・家族向けの冊子『こどもの心にそっと寄り添う―被災地のこどものケア―(2月上旬発行)』を無料配布する。同冊子は、被災地の幼稚園や保育園、小学校のほか、役所やボランティアセンターにも無償で配布。配布先については1月に現地に行き、ニーズ調査を実施した。申し込み方法は広報課(TEL: 048-780-1707)または同大ホームページで告知する。

(2) 4月の学科開設以降は、被災地での絵本の読み聞かせや、遊びを通じたボランティア活動などで実践的にこどもに寄り添う心のケアを学ぶ。これは単にボランティア活動に終わるのではなく、それに参加した学生が省察と報告を通じて学びにつなげていく「サービスラーニング」という形を作り、大学として継続的な支援ができるようにします。

(3) これらの学生たちの活動に加え、同大のカウンセリングの専門家による子どもたちとその支援者の相談に応じる。

■聖学院大学  (学長:阿久戸光晴/住所:埼玉県上尾市戸崎1番1号/URL: http://www.seigakuin.jp )
 1988年設立。大学は3学部7学科(政治経済/コミュニティ政策/欧米文化/日本文化/児童/こども心理<2012年度開設>/人間福祉)のほか、大学院、総合研究所を有する。

■人間福祉学部こども心理学科 (URL: http://www.seigakuin.jp/contents/faculty/dcpd/ )
 心理学の専門知識や技能に基づき、被災地などで心の傷を持つこどもの心理ケアを実践的に十分できるように学ぶことを目的に、2012年4月から開設。募集定員80名。

▼本件に関する取材などの問い合わせ先
 聖学院大学広報企画部広報課
 TEL(ダイヤルイン): 048-780-1707
 FAX: 048-725-6891
 問い合わせフォーム: http://www.seig.ac.jp/frm/seigfrm.htm