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多摩大学初の体育会「フットサル部」が躍進中――人間力の向上を最優先する指導

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多摩大学が一つになるシンボルとして2012年4月に発足した体育会「フットサル部」は、元日本代表候補の福角有鉱監督の人間力向上を最優先した指導の下、東京都大学リーグ一部2位の成績で躍進している。

 「多摩大学にフットサル部をつくり、日本一にしたい!」という教職員の熱い想いから、大学では例のないプロの監督を招いて設立された「多摩大学フットサル部」は昨年度、東京都大学リーグ一部への昇格を果たし、現在今期リーグ戦2位で躍進中である。
 ( http://www.tamafutsal.com/ )

 サッカー経験はあるが、フットサルの経験はゼロという部員がほとんどのスタートで、ボールやゴールの大きさ、足の裏を中心に使うことなど、フットサルの技術面も含めて、一から指導したのが、元フットサル日本代表候補だった福角有鉱監督。
 フットサルのプロ選手として活躍していた同監督は、自身の経験から、フットサルを通して「困難な状況でも逃げずにチャレンジする」ことや「夢に向かってチャレンジする」ことの大切さを指導者として伝えていきたいとの強い想いを抱いて多摩大学フットサル部監督に就任した。勝敗よりもなによりも、部員の人間的な成長を目標として真剣勝負で部員と向き合っている。
 「あいさつ」や「時間厳守」など社会人としての基本を厳しく指導し、卒業後の進路についても親身に相談に乗っている。

 多摩大学多摩キャンパスは学生数が約1500名と、小規模である。フットサル部は、部員の少なさが最大の課題ということもあり、昨年度より入試方式の一つにフットサルを取り入れている。
 チャレンジAO入試で、面談の結果とフットサルの実技試験の結果を総合して判定する。また奨学金制度もあり、特待生としての基準を満たすと最大96万円が入学時に支給される。

 今年度は、4名がフットサル実技試験により入学しフットサル部で活躍している。
 小規模大学ながら、多摩大学多摩キャンパスの中央には、全天候型のアリーナと呼ばれるフットサルに適した施設があり、公式試合の会場としての依頼も多い。昨年9月には、フットサル日本代表監督ミゲル・ロドリゴ氏が来校し、フットサルの魅力を伝える講演と実技指導を行った。
 ( http://www.tama.ac.jp/topics/news/2012/09/post-1536.html )

 全国大会出場、そして日本一と、高い目標を掲げてハードな練習の日々を送る多摩大学フットサル部は、部員のみならず他の学生にも「人間力」の向上という確かなメッセージを発信する存在となっている。

▼本件に関する問い合わせ先
 多摩大学学長室 高野・山本
 TEL: 042-337-7300
 E-mail: koho@gr.tama.ac.jp
 http://www.tama.ac.jp/