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聖学院大学学生らが釜石市の復興支援を継続――復興支援ボランティアスタディツアー「桜プロジェクト3」

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東日本大震災から3年が経過したが、聖学院大学(埼玉県上尾市/学長:姜尚中)では岩手県釜石市鵜住居地区で継続的に復興支援活動を行っている。「桜プロジェクト」はその一環で、「被災された方々の新たな出発のために、復活の象徴ともいえる桜を贈りたい」という、復興支援ボランティアチーム「SAVE」の学生の発案を基に一昨年から始まったもの。今年は釜石市の野田武則市長も桜の株分け作業に参加する予定。

 今年で3年目となる「桜プロジェクト」は、桜のプレゼント活動を中心とした聖学院大学復興支援ボランティアチームのプロジェクト。「被災地と共に考え、共に歩む」ことを目標に、現地のニーズに即した活動を展開している。

 桜の購入には学生らが街頭募金などで集めた寄付金が当てられた。大学近隣の盆栽店「清香園」(さいたま市北区盆栽町)の協力を得て、桜の鉢植え(盆栽桜)を岩手県釜石市鵜住居(うのすまい)地区の被災者に届ける。
今年1月に同大と釜石市が協定を結んだこともあり、19日の株分け作業には同市の野田武則市長も参加する予定。

 なお、今回は新しい試みとして、「津波伝承の駆け上がり競争」と「かまっこ★あそびーらんど」の実施を予定している。
 「津波伝承の駆け上がり競争」は、今年2月に釜石市の寺院・仙寿院で行われた、東日本大震災の津波で浸水した市街地から高台の寺を目指して駆け上がる「韋駄天競争」を参考にしたもので、「釜石応援隊」と仙寿院の協力のもと学生らが同じコースを走る。
 「かまっこ★あそびーらんど」は、市と共催で行う市内全域の子どもを対象としたイベント。「仮設住宅や狭い遊び場しかない子供たちに、思いっきり走り回って笑える場が必要」との現地の声をもとに学生が企画した。

◆「桜プロジェクト」概要
【場 所】岩手県釜石市鵜住居地区、根浜地区、旅館「宝来館」
【内 容】鵜住居地区の住民らへ桜の鉢植えを配布、「津波伝承の駆け上がり競争」、子どもを対象とした遊び場イベント

●4月19日(土)
 午前:桜の株分け、配布(釜石市鵜住居地区)
 午後:「津波伝承の駆け上がり競争」
●4月20日(日)
 午前:子どもを対象とした遊び場イベント「かまっこ★あそびーらんど」

(参考)聖学院大学復興支援ボランティアチーム
 3.11東日本大震災。日本が直面している未曾有の状況の中、聖学院大学では「わずかでもちからになれること」を一緒に考え実行に移していくためにボランティアセンター「SAVE」(Seigakuin All-Volunteer Effortの略称)を立ち上げた。復興支援部門を担う本ボランティアチームでは「支援をしたい人」と「支援を必要とする人(ニーズ)」の橋渡しを行い、活動を継続していく。

●聖学院大学ボランティア活動支援センターHP
 http://seig-vc.jimdo.com/

▼本件に関する問い合わせ先
 聖学院大学広報局広報部 担当:栗原
 TEL: 048-780-1707
 FAX: 048-725-6891
 E-mail: pr@seig.ac.jp
 HP: http://www.seigakuin.jp

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