明治大学

日本海の表層型メタンハイドレート 資源量把握のための調査を開始――明治大学

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明治大学ガスハイドレート研究所は、昨年度に引き続き2014年度も、独立行政法人・産業技術総合研究所とともに国のメタンハイドレート開発促進事業の一環としての「日本海の表層型メタンハイドレートの資源量把握のための調査」を実施する。

 資源量把握のための海洋調査は1.広域地質調査、2.詳細地質調査、3.掘削調査、4.電磁探査、5.環境モニタリング調査の5つからなり、このうち、明治大学は1広域地質調査、3掘削調査、5環境モニタリング調査を担当する。広域地質調査では調査船・第七開洋丸(芙蓉海洋開発)の船底に装備された音響観測装置を用いて、海底の微地形と海底下の構造を把握し、海底および海底下に分布が予想されるハイドレートマウンドとガスチムニーを探索する。

 4月中旬に開始し、約8週間かけて隠岐の西方・対馬海盆から隠岐トラフ、上越沖、最上トラフ、北海道日高沖の各海域を調査する予定。掘削調査では地質サンプルの取得を目指す。環境モニタリング調査では、無人探査機(潜水艇)を用いた海底観察および長期モニタリング装置の回収と設置を予定している。広域調査と環境モニタリング調査は昨年度も実施しており、調査の概要については、ガスハイドレート研究所のホームページに昨年度成果を発表した「表層メタンハイドレート・フォーラム」の資料が掲載されているのでそちらを参照のこと。

■ガスハイドレート研究所ホームページ
 http://www.kisc.meiji.ac.jp/~hydrate/