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青山学院大学が電子教科書活用実験を経済学部全体に拡大――全学展開を視野に学習効果を検証

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青山学院大学は2013年9月より経済学部現代経済デザイン学科の1年生70名を対象に開始した「電子教科書活用実験」を経済学部1年生全員に拡大。2014年4月入学の559名を対象に実験を行うこととなった。

 昨年9月より電子教科書を利用してきた経済学部現代経済デザイン学科の学生に対するアンケート調査結果によると、約8割の学生は電子教科書の使い勝手や機能に「満足」と回答。通学途中や自宅など、講義以外の時間帯においても電子教科書を利用していることが分かった。また教科書の持ち運び負担が物理的に軽減されることや、調べたい事項をすぐに横断検索できるなど、検索機能を利用した効率的な学習方法を実感し、電子教科書の特性を学習に役立てていることも判明した。
 こうした実験結果を踏まえ、青山学院大学ではより多くの学生へ電子教科書を利用した学習環境を提供するため、今春より活用実験の対象を経済学部1年生全員へ拡大することとなった。

 今回の実験において、現代経済デザイン学科では昨年度より導入している翻訳教科書「スティグリッツ公共経済学」(上・下)に加え、「スティグリッツミクロ経済学」「マンキュー経済学Ⅱマクロ編」を、経済学科では「マンキュー経済学Ⅰミクロ編」「マンキュー経済学Ⅱマクロ編」を学生の所持するデバイスで閲覧。電子化された教科書は経済学部の基礎理論書として4年間使用するため、電子教科書の辞書的利用による振り返り学習をより深く掘り下げて行うことができるようになった。

 同大では電子教科書での学習を新たな教育環境を創造する上での重要な選択肢の一つとして位置付け、今後全学展開を視野に入れ、活用実験による学習効果を検証していく。

 なお、本実験は京セラ丸善システムインテグレーション株式会社が提供する電子教科書配信サービス「BookLooper」を利用して行っている。

▼本件に関する問い合わせ先
 青山学院大学 入学広報部
 TEL: 03-3409-8627
 http://www.aoyama.ac.jp/