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城西大学が6月7日に国際シンポジウム「生命の尊厳を表現するということ」を開催――水田宗子理事長の「チカダ賞」受賞を記念

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城西大学は6月7日(土)、東京紀尾井町キャンパスにて国際シンポジウム「生命の尊厳を表現するということ」(共催:スウェーデン大使館、日本スウェーデン協会など)を開催する。これは、詩人でもある理事長の水田宗子氏が昨年12月にスウェーデンの「チカダ賞」を受賞したことを記念して行うもの。同賞は東アジアの生命の尊厳を表現した詩人に贈られるもので、水田理事長が6人目。シンポジウムには、第4回受賞者の申庚林氏(韓国)、第5回受賞者の文貞姫氏(韓国)と、北島氏(中国)ら東アジアを代表する詩人が参加する。入場無料。要事前申し込み。

 「チカダ賞」は、スウェーデンの詩人でノーベル文学賞受賞者ハリー・マッティンソンの生誕100年を記念して2004年に設立された賞で、これまで宗左近氏、金子兜太氏、高銀氏(韓国)ら5人が受賞。今回は水田理事長が受賞した。
 この賞の名前は、1953年に出版されたマッティンソンの詩集「チカダ(蝉の意味)」に由来し、詩作には日本への原爆投下と1953年の水素爆弾の開発が大きな影響を与えたとされている。

 米国に長く滞在し、近代化や女性の表現の研究にも携わってきた水田理事長の詩は「知に裏付けられた世界的なモダニズムを体現している。感情を対象化し、清新な独自の詩世界を成立させている」と高く評価された。昨年12月9日にスウェーデン大使館で行われた授賞式では、ラーシュ・ヴァリエ大使から蝉を描いた陶器のトロフィーなどが贈られ、水田理事長は「戦後のポストヒロシマ時代に育った私にとって、受賞は光栄で感慨深い」と感謝の言葉を述べた。

 今回の記念シンポジウムは、受賞を機に、スウェーデン大使のほか、チカダ賞受賞者、東アジアの高名な詩人らを招請し、北欧の詩人と東アジアの詩人との出会いとしてのチカダ、生命の尊厳、放射能汚染後の世界、漂泊と放浪、外地体験と詩・表現、そして詩の未来について語り合う(詳細は添付パンフレットを参照)。 

◆国際シンポジウム「生命の尊厳を表現するということ」概要

日 時: 6月7日(土)10時30分~18時
場 所: 学校法人城西大学 東京紀尾井町キャンパス1号棟ホール
      東京都千代田区紀尾井町3-26
主 催: 学校法人城西大学国際学術文化振興センター
      スウェーデン大使館、日本スウェーデン協会、思潮社
後 援: 紀伊國屋書店
入 場: 入場無料

○進行スケジュール (敬称略)
・チカダ賞について(10:30~10:40)
  ラーシュ・ヴァリエ(駐日スウェーデン大使・俳人)
・アニアーラについて(10:40~11:00)
  水田宗子 
・パネル1「北欧の詩人と東アジアの詩人との出会いとしてのチカダ」(11:00~12:20)
  申庚林(第4回受賞者)
  文貞姫(第5回受賞者)
  韓成禮(詩人・翻訳者)
  有馬朗人(俳人)
  ラーシュ・ヴァリエ
  水田宗子
・パネル2「外地経験と詩・表現」(13:00~14:30)
  北島(詩人)
  高橋陸郎(詩人)
  財部鳥子(詩人)
  水田宗子 他
・パネル3「東アジアの詩の未来」(14:50~16:00)
  白石かずこ(詩人)
  吉増剛造(詩人)
  高橋陸郎
  財部鳥子
  北島
  申庚林
  文貞姫
  ラーシュ・ヴァリエ
  水田宗子 他
・吉岡しげ美コンサート(16:20~)
・レセプション(17:30~)


●参考
 http://www.josai.jp/news/2013/20131209.html

▼申し込み・問い合わせ先
 学校法人城西大学国際学術文化振興センター
 TEL: 03-6238-1200
 FAX: 03-6238-1299
 E-mail: kioiclub@jiu.ac.jp