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聖学院大学総合研究所が小冊子『子どもの育ちと絵本』を発行――絵本研究の報告、保育に役立つ冊子として無料配布

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聖学院大学総合研究所(埼玉県上尾市・所長:姜尚中)はこのたび、小冊子『子どもの育ちと絵本』を発行した。これは「子どもの人格形成と絵本」研究プロジェクトの2013年5月から1年間の活動報告として制作したもの。絵本紹介や活動に関する論文以外にも、絵本の読み合い活動に参加した保護者らや保育を学ぶ学生たちの感想も掲載しており、研究者のみならず保育者にも読みやすく、実際の保育で参考になるような冊子となっている。希望者に無料で送付する。

 「子どもの人格形成と絵本」研究プロジェクトは、絵本を介した活動が大人と子どもの間に生じる「こころ」にどう働きかけるか、地域支援にいかに利用することができるのか、また学生の生きる力にどう貢献するのかを明らかにしていく研究である。

 絵本での支援は、心のケアのみならず、育児に悩む大人への援助、こどもの発達へのアプローチ、障害のある子どもへの学びのアプローチ、学生の生きる力へのアプローチなど、多方面で貢献が期待できると考えている。

 制作には聖学院大学の研究者や大学院生のほか、複数大学の絵本研究者が関わっており、絵本紹介や活動に関する論文が紹介されている。また、絵本の読み合い活動に参加した保護者らや保育を学ぶ学生たちの感想も掲載しており、研究者のみならず保育者にも手に取りやすいサイズで読みやすく、実際の保育で参考になるような冊子となっている。

◆『子どもの育ちと絵本』概要
【内 容】
■はじめに 「現代イコンとしての絵本」 (阿久戸光晴)
■絵本紹介 (寺﨑恵子・阿久戸光晴・石川由美子)
■コラム (佐藤鮎美)
■研究論文紹介 (齋藤有・江連さゆり・石川由美子)
■2013「絵本サロン」
■あとがき 「『絵本サロン』活動開始!2013」 (石川由美子)
■文献リスト
【執筆者】
・阿久戸光晴(学校法人聖学院理事長・院長、聖学院大学前学長・現政治経済学部教授)
・中村磐男(聖学院大学人間福祉学部こども心理学科教授)
・石川由美子(聖学院大学人間福祉学部こども心理学科教授)
・寺﨑恵子(聖学院大学人間福祉学部児童学科准教授)
・佐藤鮎美(京都橘大学健康科学部心理学科助教、佐賀大学医学部客員研究員、NTTコミュニケーション科学基礎研究所客員研究員)
・齋藤有(ルーテル学院大学総合人間学部人間福祉心理学科臨床心理コース助教)
・江連さゆり(聖学院大学大学院人間福祉学研究科修士2年)
【編者】 中村磐男・石川由美子
【発 行】 聖学院大学総合研究所
【制作協力】 聖学院大学出版会
【発行日】 2014年3月31日
【判 型】 B6判ブックレット43ページ
【お申込み方法】
 お名前、送付先住所、電話、目的をご記入の上、E-mailでご連絡下さい。
 ●E-mail: pr@seig.ac.jp

●聖学院大学総合研究所【子どもの人格形成と絵本】研究プロジェクト
 http://kodomouniv-seig.jimdo.com/

▼取材の問い合わせ
 聖学院大学広報課
 TEL(ダイヤルイン): 048-780-1707
 FAX:  048-725-6891
 E-mail: pr@seig.ac.jp