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城西大学水田美術館が11月11日~12月6日まで企画展「浮世絵にみる江戸の食」を開催

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城西大学坂戸キャンパス(埼玉県坂戸市)にある城西大学水田美術館では、11月11日(火)~12月6日(土)まで企画展「浮世絵にみる江戸の食」を開催する。これは、「江戸の食」をテーマに、浮世絵17点や料理本、江戸の料理を再現した料理標本など合わせて約50点を通して江戸時代の食文化を紹介するもの。入館料は一般200円(同大学生と高校生以下は無料)。

 安全で安心な暮らしを送るために必要な「衣・食・住」。その中の「食」は、2005年6月「食育基本法」の成立を機に、健康レシピが多く目につくようになった。また、昨年12月には「和食」が世界文化遺産に認定されるなど、国内外における日本食への関心が高まっている。

 天ぷら、蕎麦、寿司といった現在親しまれている和食のほとんどは江戸時代に始まったとされ、豊富な調味料や食材とともに江戸時代の食生活は豊かになった。一方で、人々は健康に対する意識も持つようになり、豆腐、蒟蒻、大根などが健康食材として取り上げられ、それらを使った料理本なども多く出版された。

 豊かになる江戸の食に対して、儒学者・貝原益軒は、著書『養生訓』の中で「節度のある飲食こそが基本」「腹八分目」を勧めた。薬よりも日々の生活の中で洋上を続けることが健康維持に役立つとして、食による養生を説いている。

 今回の企画展では、「江戸の食」をテーマに、浮世絵や料理本、江戸の料理を再現した料理標本を通して江戸時代の食文化を紹介する。また、当時としては珍しい人の体内での食べ物の様子を描いた『飲食養生鑑』や三代目歌川豊国の『見立源氏はなの宴』などの浮世絵や『養生訓』全8巻4冊も展示。これらを通じて、現代の食育の根底ともなった江戸の人々の「食」と「健康」への取り組みを知るとともに、昔も今も変わらない、人々と「食」との関係を展望する。

◆「浮世絵にみる江戸の食」概要
【会 期】 11月11日(火)~12月6日(土)
【会 場】
 城西大学水田美術館
 (〒350-0295 埼玉県坂戸市けやき台1-1)
【開館時間】 午前10時~午後4時(※入館は閉館の30分前まで)
【休館日】 日曜日・月曜日(※11月25日(火)は24日(月・振替休日)の振替のため休館)
【入館料】 200円(本学学生・高校生以下無料)

■関連企画
 ギャラリートーク(当館学芸員による展示解説)
 【日 時】 11月29日(土)14時00分~約30分
 参加無料/要観覧料 ※ご希望の方は2階受付にお申し付けください。

▼本件に関する問い合わせ先
 城西大学水田美術館
 TEL: 049-271-7327