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創価大学が、モスクワ大学交流40周年ならびにスーパーグローバル大学創成支援採択記念「モスクワ大学サドーヴニチィ総長特別講演会」を開催

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創価大学(東京都八王子市/学長 馬場善久)は3月2日、同大キャンパスにて「モスクワ大学サドーヴニチィ総長特別講演会」を開催した。これは、ロシアのモスクワ大学との交流40周年、ならびに文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援タイプB(グローバル化牽引型)」に採択されたことを記念したもので、創価大学の教職員や学生の代表らが参加。サドーヴニチィ総長は、日露大学交流の歴史と教育交流のグローバル化をテーマに講演を行った。

 文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」とは、海外の卓越した大学との連携や大学改革により徹底した国際化を進める、世界レベルの教育研究を行うトップ大学や国際化を牽引するグローバル大学に対し、制度改革と組み合わせ重点支援を行うことを目的とした制度。創価大学は昨年、「人間教育の世界的拠点の構築―平和と持続可能な繁栄を先導する『世界市民』教育プログラム」事業を申請し、タイプB(グローバル化牽引型)に採択された。
 モスクワ大学とは、1975年に学術交流協定締結した。以降、交換留学などの活発な交流が続いている。

 3月2日に行われた特別講演会は、この事業採択記念と、モスクワ大学との交流40周年を兼ねて開催したもの。講演会の開会にあたり、馬場善久学長があいさつに立ち、モスクワ大学から来学したサドーヴニチィ総長、ショーミン副総長ら一行を紹介。そして、学生間の交換留学や硬式野球部の親善試合を通して、これまで500名以上におよぶ学生交流の実績を築いてきたことを述べた。また、2011年に創価大学工学部とモスクワ大学との共同研究事業として、「日露イノベーション科学技術センター」をモスクワ大学内に設置したことにも触れ、両大学のさらなる教育・研究交流の促進に向けた思いを語った。

 サドーヴニチィ総長は「日露大学交流の歴史と教育交流のグローバル化の展望―M・V・ロモノーソフ-宇宙大の人間」をテーマに講演した。モスクワ大学の創立者であるロモノーソフ氏の幼少時代からの足跡をたどり、質量保存の法則の確立や夜間望遠鏡の発明など、ロシア学問の発展の礎を築いた研究成果を紹介。科学、物理学、天文学、地質学、地理学、歴史学、文学と、多岐にわたる分野で極めて重要な貢献を果たした氏を「宇宙大の人間」であると評価した。
 最後に、1994年にモスクワ大学で行われた創価大学創立者2度目の講演での言葉、「闇が深ければ深いほど、夜明けは近い。希望のある限り、必ずや輝かしい幸福に包まれゆくのだ」を述懐し、「希望とは“人生における羅針盤”です。希望は私たちを正しい方向に導いてくれます。そして、私たちが混迷する社会において希望ある未来を切り拓けるか否かは、教師陣、また若い皆さまの双方にかかっているのです」と期待を寄せた。
 講演後には、両大学の学術交流協定を更新する調印式が行われた。

 馬場学長は「本年創立260周年を迎えた世界最高峰の大学であるモスクワ大学を範とし、日本社会のグローバル化を牽引する大学として、大学の国際化を一層加速させ、世界の大学・諸機関とのネットワークをさらに拡大し、グローバル社会で活躍する人材の育成に努めてまいります」と決意を語った。

●海外大学との交流大学一覧
 http://www.soka.ac.jp/international/network/list/

●(参考)文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」が発表 ~創価大学がBタイプに採択
 http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=7049 

▼本件に関する問い合わせ先
 創価大学企画室企画広報課
 TEL : 042-691-9442 
 E-mail: publicrelation@soka.ac.jp