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ゲーム感覚で就活力アップ図る――大阪国際大学が「ニンテンドーDS」を使った就職試験対策を開始

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大阪国際大学・ビジネス学部と現代社会学部では、2、3回生を対象に、ゲーム機の「ニンテンドーDS」を使って就職試験戦線を乗り切る取り組みを6月末から開始。文部科学省の「大学教育・学生支援推進事業」の補助を受け、DSの機器800台を用意し、学生全員に貸与する。各自が好きな時間に取り組んでいき、グループで進捗度をお互いに報告、確認するというキャンパスを挙げての取り組みとなっている。

 大阪国際大学・ビジネス学部と現代社会学部では、2、3回生を対象に、ゲーム機の「ニンテンドーDS」を使って就職試験戦線を乗り切る取り組みを6月末から開始する。これは、情報教育が専門の現代社会学部・中野健秀准教授が中心に企画したもの。就職試験で多くの学生が最初の関門のSPI試験などでつまずくことを感じたことと、ゼミでDSのソフトを使って一般常識を学ぶことを始めると学生が真剣に取り組んだのをヒントにした。

 2回生は桐原書店監修の「大学生力」というDSソフトを使い、文章読解力を中心に学習。論理的な思考力も養っていく。3回生は目前に近づいた就職活動を乗り切るために「SPI問題集」を使用し、筆記試験対策を充実させる。
 
 学生は「日本の国家予算は?」といった問題に答えていき、正解ならゲーム内で収入が加算される。擬似会社である職場での地位も係長、課長、部長と上がっていく仕組みだ。政治、経済、社会などの問題1500問を半年でクリアしながら、一般常識を高め、論理的な思考力も養っていく。
 さらに、学生が計画通りに取り組んでいるかをフォローするため、ゼミごとに教員がメーリングリストを作成。グループで進捗度をお互いに報告、確認するというキャンパスを挙げての取り組みとなっている。

▼本件に関する問い合わせ先
 大阪国際大学 現代社会学部 中野健秀准教授
 E-mail: takehide@inf.oiu.ac.jp
 TEL: 072‐858-1616(代) (枚方キャンパス)