桃山学院大学

桃山学院大学が気鋭の社会学者を招請し、11月26日に公開ゼミナール「社会学で読み解く日常のつながり <恋愛>と<友情>を社会学する」を開催

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桃山学院大学社会学部と同大社会学会は11月26日(土)に、社会学部・岩田考准教授ゼミのゼミナールを公開。東京学芸大学の浅野智彦准教授と弘前大学の羽渕一代准教授を招き、大学生による「恋愛」や「友人関係」に関する研究報告をもとに“身近なことを社会学する”意味を問いつつ討論を行う。参加費無料、事前申し込み不要。

◆桃山学院大学社会学部主催・桃山学院大学社会学会共催 公開ゼミナール
 「社会学で読み解く日常のつながり <恋愛>と<友情>を社会学する」


 多くの社会問題が存在する中、今、なぜ恋愛と友情を取り上げるのか。「草食系男子」「モテ/非モテ」「婚活」など恋愛や結婚をめぐる議論では、晩婚化や未婚化を招く若者の消極さが、少子化の背景とされることも少なくない。友人関係も、ケータイやソーシャルメディアの影響もあって、24時間結びつくような関係の濃密化により、「友だち地獄」とも呼ばれる非常に息苦しいものになっていると問題視する声がある。

 しかしながら、今日の恋愛や友人関係のあり方それだけを問題にしたいわけではない。東日本大震災の後、マスメディアでは「ひとつになろう日本」など人々に連帯をもとめるフレーズが毎日のように叫ばれた。しかし他方で、批評家の東浩紀も指摘するように、原発事故をめぐる利害の対立などによって、むしろ人々のこころは「ばらばらになってしまった」かのようだ。社会関係資本論の指摘を待つまでもなく、人々の「つながり」のあり方は、民主的な社会の運営にとって大きな意味を持つ。

 若者はしばしば社会を映し出す鏡だと言われる。大学生にとって最も身近な恋人や友人との関係を手掛かりとして、現代日本における「つながり」の可能性を社会学的に探究してみたい。

【開催日時】
 11月26日(土) 15:00~17:00
【開催場所】
 桃山学院大学 2号館3階 ハイビジョンシアター
【講師】
 東京学芸大学 准教授 浅野智彦先生
 弘前大学 准教授 羽渕一代先生
【司会】
 桃山学院大学 准教授 岩田考
【発表者】
 岩田考准(社会学)教授ゼミ 3回生
【参加資格】
 事前申し込み不要。どなたでも自由にご参加いただけます。

▼本件に関する問い合わせ先
 桃山学院企画課広報室
 〒594-1198 大阪府和泉市まなび野1-1
 TEL: 0725-54-3131(代)
 E-mail: koho09@andrew.ac.jp