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　帝京大学心理臨床センターは、臨床心理学専攻の院生のための研修・実習機関であるとともに、一般人を対象としたカウンセリングセンターでもあり、対人関係のトラブルや育児の悩み、不登校やひきこもり、高齢化に伴う心の問題など、さまざまな心理相談に対応している。

　同センターが毎年開催している公開講座は今回、帝京大学文学部心理学科加藤志ほ子教授が講師を務める。

　私たちの心が真に健康であるためには、自分が正常だと思っているだけでは不十分である。その背後に隠れた異常な怒りや憎しみ、欲望に我知らず動かされているとしたら、本当の意味で健康とは言えないかもしれない。

　内省と自己洞察を深めて、表面的な適応のよさの奥にある自己をもう一度統合し、自己の分裂を克服していくことが大切と考える力動的な視点がある。今回の公開講座では、この視点から、私たちの無意識にも目を向けていくことについて講演する。

◆日時　 平成24年6月30日（土）　午後1:30～午後3:00
◆会場　 帝京大学八王子キャンパス1７号館
◆講師　 文学部心理学科　加藤 志ほ子教授
◆見学　 公開講座終了後、希望者を対象に心理臨床センターの見学を予定
◆参加費　 無料

【講師紹介】
　加藤志ほ子
　帝京大学文学部心理学科教授、臨床心理士
　日本精神分析学会認定心理療法士スーパーバイザー
　1966年日本女子大学家政学部児童学科卒業、慶應義塾大学医学部精神神経科助手を経て、主に精神科で心理検査や面接を担当、北山研究所・南青山心理相談室での相談業務や、大学学生相談、大学非常勤講師、産業メンタルヘルス指導、保健所での発達相談などを経験して2010 年より現職。

▼本件に関する申し込み・問い合わせ先
　帝京大学　八王子キャンパス　企画グループ
　〒192-0395　東京都八王子市大塚359
　TEL：　042-678-3663
　URL：　http://www.teikyo-u.ac.jp/