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北里大学東洋医学総合研究所が創立40周年――6月20日(水)には記念式典を開催

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日本の東洋医学の診療・研究のパイオニアである北里大学東洋医学総合研究所は、今年で創立40周年を迎えた。6月20日(水)には、記念式典を開催した。

 北里大学東洋医学総合研究所(所在地:港区白金、所長:花輪壽彦)は、今年創立40周年を迎えた。
 今から40年前の1972年6月27日、母体となる北里研究所が東京白金の地に日本初の近代的な東洋医学の総合研究機関として開設したのが東洋医学総合研究所だ。明治以降、医学の本流から締め出されて組織的研究がされていなかった東洋医学に光を当て、当時の日本医師会長・武見太郎ほか数名を世話人代表とし、政界・財界からの応援も得て、わが国最初の東洋医学の総合的な研究機関として、東西両医学の利点を生かした診療や、東洋医学の科学的解明の研究を目的に開設された。初代所長は大塚敬節(1972年~1980年)、二代所長に矢数道明(1980年~1986年)、三代所長に大塚恭男(1986年~1996年)、現在の花輪壽彦は四代目に当たる。
 東洋医学総合研究所は、わが国の漢方理論に基づく煎じ薬を中心とした漢方治療と伝統的手法による鍼灸治療の2つを柱とする診療活動と、基礎研究と臨床研究および医史学研究を核とする研究活動、そして教育活動を中心に展開している。こうした多彩かつ先進的な取り組みは世界的にも高く評価され、1986年にはわが国初のWHO伝統医学協力センターに指定された。
 6月20日(水)には、創立40周年記念事業として式典およびレセプションが開催された。記念式典では、日本医師会前会長・杏仁会大圃病院理事長の原中勝征氏や富山大学WHOCCセンター長・富山大学大学院医学薬学研究部教授の嶋田豊氏が祝辞を述べた。レセプションでは、日本東洋医学会会長の石川友章氏、自由民主党副幹事長・衆議院議員の松本純氏、故・武見太郎氏のご子息で東海大学政治経済学部教授の武見敬三氏が祝辞を述べた。

【東洋医学総合研究所サイト】
URL : http://www.kitasato-u.ac.jp/toui-ken/

▼本件に関する問い合わせ先
 学校法人北里研究所
 北里大学東洋医学総合研究所
 〒108-8642 東京都港区白金5-9-1
 TEL: 03-3444-6161(代表)
 E-mail: shinchi@kitasato-u.ac.jp

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