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帝京大学は10～12月にかけて、秋の公開講座を八王子キャンパスにて開催。注目のアメリカ大統領選挙から日本の国債問題まで、多彩なテーマを取り上げ、同大教授らが解説する。全5回、受講料無料、要事前申し込み。
帝京大学八王子キャンパスでは、同大の特色である多彩な学問分野に関する公開講座を毎年春と秋に開催している。今回の講座では全5回にわたり、国際政治や経済・地域活性化問題から模擬裁判、さらには現代における母子関係まで、さまざまなテーマで講演を行う。
◆平成24年度 八王子キャンパス秋の公開講座
●A アメリカの大統領選挙と宗教
【日時】10月27日（土） 10：00〜11：30（90分）
【講師】文学部社会学科 藤本 龍児講師
【概要】
今年のアメリカの大統領選挙では、経済的なヴィジョンの次に、宗教が見逃せない要素として注目を集めています。9・11テロ以降、ようやく日本でもアメリカにおける政治と宗教の結びつきに関心が集まり、報道も増えてきました。しかし、有益な情報は増えても、政教関係についての見方は変わっていません。この講座では、大統領選挙を題材にして、アメリカの政治と宗教についての見方を根本から考え直します。
●B 傷害と窃盗か強盗致傷かの分水嶺！ ～被告人2人の刑罰は？（模擬裁判）
【日時】11月10日（土） 10：00〜12：00（120分）
【講師】法学部法律学科 五島 幸雄教授
【概要】
被害者からオートバイの騒音を注意された2人の男が被害者に暴力を振るって怪我をさせた挙げ句、そのうち1人が現金を奪ってしまいます。検事と弁護士の異なる主張に、裁判所が2人に判断を下します。
※模擬裁判での「裁判員」（法服を着て法壇から審理します）6名を一般公募します。ご希望の方はお申し込みの際に「裁判員希望」とお伝えください（先着順）。当日は9：45（予定）から簡単な打ち合せを行います。
●C 母性と誘拐～小説・映画・ドラマに描かれた母子関係～
【日時】 11月24日（土） 10：00〜11：30（90分）
【講師】帝京大学短期大学 人間文化学科 上田 仁志准教授
【概要】
母子関係は文学や映画の普遍的テーマの一つであり続けています。日本の文学や映画も「源氏物語」から「瞼の母」に至るまで、多くの場合、母恋いという形で母子関係を描いてきました。育児放棄や幼児虐待など、母性の崩壊が取沙汰される現代においてはどうでしょうか。映画『誰も知らない』（是枝裕和監督）や小説『八日目の蝉』（角田光代）その他を手がかりに考えます。
D 人口増加が期待できない時代の地域づくり～地域の活力を高める「観光」のチカラ～
【日時】 12月 1日（土） 10：00〜11：30（90分）
【講師】経済学部観光経営学科 大下 茂教授
【概要】
わが国全体の人口はピークを迎え、緩やかに減少に向かっています。人口が減少すると地域の活力は停滞するのでしょうか？ 過去、私たちの先人たちは、3度の人口停滞期を迎え、そのような中でも文化を創造し、地域に元気の源を創り出してきました。温故知新～過去の取り組みに心と知恵を重ね、観光によるこれからの地域づくりのあり方を考えてみませんか。
●E 国債問題の最終解決～経済通念の落し穴からの脱却～
【日時】 12月15日（土） 10：00〜11：30（90分）
【講師】帝京大学短期大学 現代ビジネス学科 青木 泰樹教授
【概要】
今や日本の国債残高は700兆円に迫り、国民経済を暗雲のように覆っていると考えられています。財務省をはじめ学者や評論家は大手マスコミを通じて財政破綻の危険性を声高に叫んでいます。しかし、その見解や論拠の多くは経済通念に起因する誤解です。本講座では、国債の機能及び役割を解説することによってそうした誤解を解き、同時に適切なる国債残高の解消策について論じます。
【会場】
帝京大学 八王子キャンパス （キャンパスアクセス）
A、C、D、E…17号館 B…本館5、6階
【定員】各200名 （Bのみ50名）先着順
【費用】無料
【締切日】各講座1週間前の金曜日
※定員を超えてお申し込みがあった場合は締切前でも受付を終了することがあります。
※同大では節電を実施しております。
※車での来校はできません。
【ホームページ】
http://www.teikyo-u.ac.jp/graduate/public/hachioji/
▼本件に関する問い合わせ先
八王子キャンパス企画グループ
TEL： 042-678-3663（月～金曜日 9:00～11:00、13:00～17:00）