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帝京大学にて1月14日に、国際公開シンポジウム「災害に対するレジリエンス構築」を開催

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このたび、1月14日(月・祝)に帝京大学にて、国際公開シンポジウム「災害に対するレジリエンス構築」(主催:日本学術会議)を開催する。これは、アジア太平洋地区における巨大災害の経験と教訓の共有や、災害レジリエンス(復元・回復力)に関する公衆衛生専門家のネットワークの構築などを目的としたもの。当日は国内外の大学から教授らを招き、近年の巨大災害の事例報告や討議などを行う。入場無料。

 このシンポジウムは、産業および国民生活に科学を反映、浸透させることを目的に、科学に関する重要事項の審議や研究などを行っている「日本学術会議」が主催する。

 当日は、2004年のインド洋スマトラ沖地震の津波被害をはじめ、インドネシア・バンダアチェやタイ・プーケットでの津波被害、2011年の東日本大震災の津波および原子力災害に関する事例などを報告。これらから得た教訓や、今後の防災および減災策などについて討議を行う。

◆国際公開シンポジウム「災害に対するレジリエンス構築」概要
※同時通訳あり。

【日時】
 2013年1月14日(月・祝) 13:00-17:00

【場所】
 東京都板橋区加賀2-11-1 帝京大学板橋キャンパス
 本部棟2F 臨床大講堂

【入場料】
 無料(参加自由)

【主催】
 日本学術会議(東日本大震災復興支援委員会災害に対するレジリエンスの構築分科会)

【共催】
 帝京大学

【目的】
 1)アジア太平洋地区における巨大災害の経験と教訓の共有
 2)災害レジリエンスについての公衆衛生専門家の研究ネットワーク構築
 3)世界銀行総会における仙台会合(2012年10月)を踏まえたアジア・太平洋地における防災戦略の策定

【司会】
 山本秀樹 教授 帝京大学大学院公衆衛生学研究科

●13:00 開会の挨拶
  氷見山幸夫 教授(北海道教育大学 教授・日本学術会議会員、日本学術会議災害に関するレジリエンスの構築分科会委員長)
  冲永佳史 学長(帝京大学理事長)

●13:15-16:00 報告
 1. 2004年インド洋スマトラ沖地震による津波災害
  1)バンダアチェにおける津波災害の事例
  アスナウィ・アブドール 教授(インドネシア・アチェ大学公衆衛生学部長)

  2)プーケットの津波災害の事例
  スラサック・タニーパニッチクル 教授(タイ国・チュラロンコン大学公衆衛生学部長)
 
 2. 2011年東日本大震災
  1)高齢化社会における津波災害―石巻市の事例
  井上真智子 助教 (帝京大学医学部)

  2)原子力災害と健康問題:福島県民調査から
  安村誠司 教授(福島県立医科大学・日本学術会議連携会員)

 3. 災害研究センターの役割
 エミリー・チャン 教授(香港中文大学 災害医療人道援助支援センター 所長)
 
●指定発言
 イチロウ・カワチ 教授(米国・ハーバード大学公衆衛生大学院・米国科学アカデミー会員)
 ピーター・バクスター 博士 (英国・ケンブリッジ大学公衆衛生学研究所)
 久田満 教授 (上智大学総合人間科学部心理学科)
 石渡幹夫 氏(世界銀行 東京事務所 上席災害管理官)

●16:00-16:40 パネルディスカッション

●16:45-16:55 総括
 井上まり子 助教(帝京大学大学院公衆衛生学研究科)

●16:55-17:00 閉会の挨拶
 矢野栄二 教授 (帝京大学大学院公衆衛生学研究科長・日本学術会議連携会員、日本学術会議災害に関するレジリエンスの構築分科会 副委員長)

▼申し込み方法
 下記URLに申し込み方法の記載と申込用紙が掲載されています。尚、シンポジウム終了後に、イチロウ・カワチ教授の特別講演とレセプションも開催されます。
 
http://harvardspecialsession.web.fc2.com/specialsession.html