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文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(平成22年~26年)国際日本学シンポジウム「<日本意識>の過去・現在・未来」を7月26日に開催――法政大学

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法政大学国際日本学研究所では、文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(平成22年~平成26年)「国際日本学の方法に基づく<日本意識>の再検討―<日本意識>の過去・現在・未来」の最終年度の集大成として、国際日本学シンポジウム「<日本意識>の過去・現在・未来」を開催する。

 グローバリゼーションの荒波の中で日本は揺らいでいる。日本の世界における経済的地位はもとより、政治的・文化的地位にも陰りが見られる。その陰りは、直面する問題の大きさからと同時に、問題に立ち向かう際に依拠すべきセルフ・イメージの喪失からも来ていると言えるだろう。“ジャパン・アズ・ナンバーワン” に代わって、自らを導く、別の〈日本意識〉の形成が急がれる。その〈日本意識〉は、すべてが国境を飛び出すグローバルな環境下で、閉じたナショナルなものの再興ではありえない。

 本シンポジウムでは、〈儒教・儒学〉・〈漢字〉・〈米・稲作〉という3つの伝統をあえてテーマに据えて、国際的であり学際的である国際日本学の方法を駆使しつつ、グローバリゼーションの中でのあるべき新たな〈日本意識〉の像を探る。

【開催概要】
■日 時:2014 年 7月26日(土) 9:50~18:40
■場 所:市ケ谷キャンパス ボアソナード・タワー 26階 スカイホール
      (東京都千代田区富士見2-17-1)
■報告者と発表論題:
総合司会: 安孫子 信(法政大学国際日本学研究所所員、文学部教授)
 第1パネル:テーマ「儒教・儒学と日本意識」  
   司会:小林 ふみ子(法政大学国際日本学研究所所員、文学部教授)
 ・「漢学、国学と華夷思想」 大木 康
   (法政大学国際日本学研究所客員所員、東京大学東洋文化研究所教授)
 ・「山鹿素行」 川田 順造
   (法政大学国際日本学研究所客員所員、神奈川大学特別招聘教授)
 ・「中国新儒家思想の社会的背景」 菱田 雅晴
   (法政大学国際日本学研究所所員、法学部教授)
 第2パネル:テーマ 「漢字と日本意識」
   司会:王 敏(法政大学国際日本学研究所専任所員、教授)
 ・「漢字を使う私、使わない夷狄」 横山 泰子
   (法政大学国際日本学研究所所員、理工学部教授)
 ・「柳田民俗学と漢字」 鶴見 太郎
   (早稲田大学文学学術院教授)
 ・「日本語教育と漢字」 山田 泉
   (法政大学キャリアデザイン学部教授)
 第3パネル:テーマ 「米・稲作と日本意識」
   司会:星野 勉(法政大学国際日本学研究所所員、文学部教授)
 ・「都市文化としての米食」 小林 ふみ子 
   (法政大学国際日本学研究所所員、文学部教授)
 ・「重層的宗教文化と日本意識の開放」 濱田 陽
   (法政大学国際日本学研究所客員所員、帝京大学文学部准教授)
 ・「日本文化は稲作文化、儒教的集団主義社会で、中国文明の亜流か?」 ヨーゼフ・クライナー
   (法政大学国際日本学研究所客員所員、ボン大学名誉教授)
 17:30~18:30  全体討議
   司会:安孫子 信(法政大学国際日本学研究所所員、文学部教授)
■定 員:150名(参加費無料)
■お申し込み:下記アドレスの申込専用フォームからお申込みください。
   PC用 : https://www.event-u.jp/fm/10388.html

▼本件に関する問い合わせ先
 法政大学国際日本学研究所事務室
 TEL: 03-3264-9682
 E-mail: nihon@hosei.ac.jp