大妻女子大学

大妻女子大学の学生寮「大妻加賀寮」が今春完成――シェアルームなど学生同士の交流を育む工夫を随所に

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学校法人大妻学院(花村邦昭理事長)が市谷加賀町(東京都新宿区)で建築を進めていた「大妻加賀寮」がこのたび完成した。同寮は、民俗学者・柳田國男旧居跡にあった旧加賀寮の建て替え計画で整備されたもの。6つの個室と共用スペースで構成するシェアルームをはじめ、学生同士の交流を促す工夫を随所に取り入れている。

 大妻女子大学では創立間もない昭和初期から、上京してきた学生のために宿泊施設を学校内に用意して便宜を図ってきた。入舎希望者の増加に伴い、1941(昭和16)年に牛込区加賀町(当時)にあった民俗学者・柳田國男宅地を建物とともに購入し、寄宿舎としたのが大妻加賀寮の始まりである。1969(昭和44)年の建て替えを経て多くの学生に親しまれてきたが、老朽化が進んだため、このたびの建て替えとなった。

 千代田キャンパスから徒歩圏内に位置する大妻加賀寮は3棟構成。各棟がキッチンスペースやラウンジ等を有する共有部分によって繋がれ、生活と一体化したコミュニケーション空間の創出をねらう。
 留学生と学生、他学年の学生間の交流を促進する住空間として、1人用の個室に加えて個室付き6人用シェアルームを設置。共用部にオープンキッチンを設け、料理を通した異文化交流も見込んでいる。
 そのほか、寮内には共用部設備として和裁洋裁の学習室やレクリエーションルーム、トレーニングルーム、和室、ライブラリー&ラウンジなども備えている。英語学習プログラムや各種レッスン・イベントも開催予定で、寮生同士の交流はもちろん、自主性や自立性を促す成長の場としても機能することが期待されている。

◆大妻加賀寮 建築概要
【所在地】 東京都新宿区市谷加賀町 2-4-31
【建築主】 学校法人大妻学院
【設計・監理】 前田建設工業株式会社
【基本設計・デザイン監修】 株式会社佐藤宏尚デザイン事務所
【運営・管理】 GSAM株式会社
【敷地面積】 約3,467平方メートル
【構造・規模】 RC造(一部S造)地下1階地上6階建て延べ約9,379平方メートル
【入寮定員】 350名
【寮室数】 個室253室 、個室付6人用シェアルーム17室

(参考)
・大妻加賀寮(大妻女子大学ホームページ)
 http://www.gakuin.otsuma.ac.jp/campuslife/dormitory_kaga.html
(過去記事)
・新宿区の大妻女子大学所有地に『遠野物語』誕生の地「柳田國男旧居跡」説明板を設置(2010/10/19)
 http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=2220

▼本件に関する問い合わせ先
 大妻女子大学 広報戦略室
 東京都千代田区三番町12
 TEL: 03-5275-6159
 FAX: 03-5275-6098

6730 加賀寮外観イメージ