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健常若年者において、各食のたんぱく質摂取量が不足すると、筋肉量低下のリスクに繋がる

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スポーツ健康科学研究科の藤田聡・教授、博士課程後期課程2回生安田純さんの研究グループは、毎食、一定のたんぱく質摂取量が不足すると、筋肉量低下のリスクに繋がることを明らかにしました。この研究成果はMDPI社が出版する「Nutrients」のオンライン版(2019年3月13日)に掲載されました。

 これまで、筋肉量の維持のためには、1日における総たんぱく質摂取量が重要であることが定説となっていました。この研究論文においても、健常若年者において除脂肪量(筋肉量の指標)と1日における総たんぱく質摂取量との関係性が確認されました。さらに、この研究論文では、1日における総たんぱく質摂取量が充足していても、3食(朝食・昼食・夕食)の内、1食でも一定量のたんぱく質摂取量(0.24 g/kg 体重)を確保できないと筋肉量低下のリスクに繋がることを明らかにしました。このことから、1日における総たんぱく質摂取量の確保だけでなく、毎食の食事でのたんぱく質の摂り方も筋肉量の維持・増加の観点から重要であることが示唆されました。

 Jun Yasuda, Mai Asako, Takuma Arimitsu, and Satoshi Fujita. Association of Protein Intake in Three Meals with Muscle Mass in Healthy Young Subjects: A Cross-Sectional Study. Nutrients. 2019; 11(3): 612.
 「Nutrients」オンライン版:https://www.mdpi.com/2072-6643/11/3/612

▼本件に関する問い合わせ先

立命館大学広報課

石川

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