Web出願で変わった大学入学共通テスト――「受験上の注意」を確認し、万全の準備を
今回の共通テストでは、出願方法が従来の高校経由から、受験生本人によるインターネット出願へと切り替わった(※)。これに伴い、出願受理通知や受験票の郵送は省略され、受験に関する確認は、メールや共通テスト出願サイトのマイページで行う仕組みとなった。これまで受験票とともに郵送されていた「受験上の注意」も、大学入試センターのウェブサイトから入手する。
前年は、新課程に対応した試験になったことにより、教科・科目をはじめ、出題方法や試験時間、科目登録方法などでの変更が大きかったが、26年度は旧課程履修者への経過措置が終了したほかには、出題科目・試験時間などの変更はない。
一方で、26年度からの重要な変更点として、受験票を受験生本人が出力することが挙げられる。出願サイトのマイページから受験票を取得し、自宅やコンビニなどで事前にA4サイズの用紙に印刷して、試験当日に持参しなければならない。印刷はカラー・白黒いずれでも構わないが、余白や裏面への書き込みは一切できない。書き込みがある場合、カンニングとみなされるおそれがあるため注意が必要だ。試験場までの経路や受験科目のメモなどが必要な場合は、別の紙を用意したい。
受験票に記載された試験場名や道順、受験教科名、備考欄の内容は、事前に必ず確認しておくこと。試験当日は受験票を常に携帯し、試験中は二つ折りにして、受験番号・氏名・顔写真が見えるよう机上に置く。紛失や持参忘れの場合は、試験場本部で仮受験票の交付を受けられるが、入室終了時刻が迫っている場合は、直接試験室の監督者に申し出ることも可能だ。
また、26年度からは身分証明書の携帯が必須となった。顔写真付きで、試験当日に有効なものが求められ、仮受験票の交付など、本人確認が必要な場面で提示を求められる。現役生の場合は、生徒証があれば問題ない。
試験当日は、時間に余裕をもって試験場へ向かうことが基本だが、悪天候や交通機関の事故、災害などにより、試験開始時刻が繰り下げられる場合もある。困ったときは、受験票に記載されている「問い合わせ大学」に連絡すればよい。
試験前日までの準備や当日の解答方法については、「受験案内」や「受験上の注意」に必ず目を通し、内容を十分に確認しておきたい。制度変更の大きな年だからこそ、基本事項の確認が安心につながる。
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(※注)出願情報が「高校経由」であったのは高校在学者のみであり、これまでも既卒者は本人による直接出願であった。なお、既卒者については、前年までは出願時に卒業証明書の提出が必要であったが、今回からは不要となった。