酒粕を使った商品でまちおこし――北里大学保健衛生専門学院の学生と地元・新潟県南魚沼市の企業が「酒粕パスタソース」を共同開発
北里大学保健衛生専門学院 管理栄養科では、米どころとして有名な地元・新潟県南魚沼市の「酒粕」を利用した商品の開発に取り組んでいる。
日本酒の製造過程で生まれる酒粕だが、一般家庭では利用されることは少なく、その多くが食品廃棄物として捨てられている。その理由としては、「利用の仕方が分からない」「独特の香りが気になる」などが挙げられる。しかし、たんぱく質やビタミンB群、ミネラル、食物繊維などが豊富で、近年メディアなどで取り上げられる機会も増えたことから、注目を集めている食材でもある。
同学院の岩本直樹ゼミの学生は酒粕の認知度向上・消費量の拡大を目指すことが地域活性に繋がると考え、“簡単で家庭でも作れる”酒粕メニューを試作していた。学生らは地元企業「魚沼新潟物産」とコラボ商品を開発することとなり、「学生らしい発想を生かした商品」「地元食材を使う」などをコンセプトに、さまざまな酒粕メニューを考案。試食会やアンケートなどを経て、「酒粕パスタソース」と「酒粕グリーンカレー」の2品を商品化することとなった。
第一弾として12月14日に発売された「酒粕パスタソース」は、試作で好評だったホワイトソースを応用したもの。学生は味やレシピだけでなく、パッケージデザインなどにも携わっており、今後は物産展などのイベントや全国のアンテナショップに参加し、全国展開も目指している。
この取り組みは11月に開催された「にいがた科学フェスタ コメッセ&コメッセカップ2011」(主催:新潟大学、NPO新潟の科学・自然探偵団)において、「新潟県教育委員会教育長賞」を受賞するなど、地元の期待も高い。同ゼミの学生は、「酒粕を身近な食材として手にとってもらい家庭で利用してもらえるよう、活動の幅を広げていきたい。今後も引き続き酒粕メニューの考案やレシピ集の作成に力をいれていきたい」としている。
●参考:にいがた科学フェスタ コメッセ&コメッセカップ2011
http://www.komesse.com/tanteidan/2011/10/2011.html
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