能登半島地震復興支援の活動を学生たちが報告『2026年度夏季能登半島ボランティア 活動報告会共創-共に未来を「そうぞう」する-』 を開催
2026年の夏季能登半島ボランティアは、7月27日から9月27日まで実施され、61人の学生および教職員が参加しました。学生たちは活動地域ごとに分かれ、珠洲・輪島では伝統行事の運営支援や学童保育での子どもたちとの交流、地域住民宅の家財整理などに取り組みました。また、志賀・輪島では学童保育でのレクリエーションや住居の片付け、七尾では祭りの運営支援や防災ベッドの製作、農作業など、地域のニーズに応じた多様な活動を行いました。さらに、学生団体「アカペラサークルhum(ハム)」は児童館や交流施設など10か所でアカペラ演奏を披露し、音楽を通じて地域の方々との交流を深めました。
報告会当日は、被災地支援に携わった学生や教職員、受け入れ団体関係者などが参加。学長挨拶に続き、「hum」による演奏で会場が温かい雰囲気に包まれました。
能登半島ボランティアで本学にご協力いただいた支援団体「虹」(https://niji-furari.jp/)の山本氏による講演では、現状の課題や今後の展望が語られ、学生たちは真剣に耳を傾けました。続いて行われた学生による活動報告では、珠洲・輪島コース、志賀・輪島コース、七尾コース、能登町リゾートアルバイト、熊本地震ボランティアの参加学生が登壇。それぞれの活動内容に加え、現地の方々との交流を通じて得た気づきや学びについて発表しました。その後、「これからの能登のために自分たちに何ができるか」をテーマにグループワークを実施。参加学生や教職員らが、これまでの活動を振り返りながら、地域ごとに異なる課題やニーズを踏まえ、今後の支援のあり方について意見を交わしました。最後に、各グループで話し合った内容を発表し、能登の未来に向けて、一人ひとりができることや継続的な支援の可能性について考える機会となりました。
▼青いビブス代表のコメント
活動を通じて、支援を必要としていても、ボランティアの存在を知らず、支援につながっていない方がいることや、人手不足の現状を知りました。被災から時間が経過した今だからこそできる支援や、学生が普段の土日にも参加できる仕組みについて考えていきたいです。今後も現地とのつながりを大切にしながら、継続的に能登を支援していきたいと思います。
会の後半では、さまざまな復興支援の形を知り、今後の能登半島での支援活動を考える機会として、東北復興支援映画『MARCH』を上映しました(https://seedsplus.main.jp/)。
同作のプロデューサーであり、自身も東日本大震災以降、能登半島を含む各地で被災地支援に取り組む、ちょんまげ隊長ツン(角田 寛和)氏(https://www.instagram.com/tsunsan2016/)による講演も行いました。

▲報告会の様子

▲グループワークの様子
■東洋大学 能登復興支援団体「青いビブス」
『東洋から能登へ、復興の輪を広げよう』というスローガンを掲げ、復興後も能登地域と継続的に関わりを持ち続けることを目指す学生団体です。2024年11月に発足し、40名の学生が所属し、日々復興支援に向けた学びと実践を行っています。
公式Instagram:@tu_noto(https://www.instagram.com/tu_noto/)
■東洋大学の能登半島復興支援について
2024年1月の能登半島地震や同年9月の奥能登豪雨を受け、東洋大学では全学的な支援体制を構築するべく、現地視察等を経て学生・教職員による能登ボランティアチームを結成しました。現在までに計353日間にわたる継続的な現地ボランティア活動を実施し、学生延べ315名、教職員延べ100名が参加しました(2026 年 10 月現在)。2024 年の春季には石川県志賀町でがれき撤去などのボランティア活動を始め、5 月の連休や夏季にも輪島市、珠洲市で活動を実施。秋季には豪雨被害地域の汚泥処理や仮設住宅の支援、冬季には高さ数メートルに積もった雪かき作業等を行いました。2025年、2026年も長期休暇を利用して多くの学生が継続的に現地で活動し、復興の段階に応じて変化する地域のニーズに寄り添いながら、支援を続けています。今後も途切れの無い復興支援を行い、被災地の未来を共に“想像”し、その実現に向けた“創造”的な活動を目指しています。被災者と共に活動する中で、復興だけでなく地域文化の継承や人々の「つながり」の大切さを認識し、今後も大学全体の知見を活かした包括的な支援を行っていく方針です。
参考:令和7年夏季能登半島地震ボランティア(ボランティア支援室特設サイト)
https://sites.google.com/toyo.jp/volunteer/top/noto2024report/20250912
■東洋大学のボランティア活動について
東洋大学は、創立者・井上円了の理念「諸学の基礎は哲学にあり」のもと、「主体的に社会の課題に取り組む」「他者のために自己を磨く」という教育理念、東洋大学の心を具現化するために、社会貢献を柱のひとつとした人材育成を行っています。その取り組みのひとつがボランティア活動であり、本学では学生団体、教職員・学生によるゼミ他の活動等、多岐にわたる社会貢献活動を実施しています。それらの活動を大学全体で支えるため、2017年に「ボランティア支援室」を設置し、ボランティア活動をするための情報提供や助言の他、専門スタッフ(ボランティアコーディネーター)配置、ボランティア先の開拓、学生とのマッチング、実施後の全学的な検証等を継続的に行っています。2026年度には、学生団体の活動を支援するため、「学生ボランティアグループのためのパワーアップ講座」を新たに開講しました。支援室のコーディネーターが講師を務め、企画づくりや参加者同士の交流を促す場づくりについて学ぶ機会を設けています。本学は、こうした学生の活動とそれを支える体制を通じて、学びを社会に還元する実践を続けています。
参考:東洋大学ボランティア支援室について
https://sites.google.com/toyo.jp/volunteer/top?authuser=0
『2026年度夏季能登半島ボランティア 活動報告会』 概要
日時:2026年10月24日(土)13:30~16:30
場所:東洋大学白山キャンパス
【第1部】
- 開式の挨拶 東洋大学学長 矢口 悦子
- アカペラサークル「hum」(ハム)による演奏
- ご講演 支援団体「虹」 山本 織江 氏
- 学生活動報告
①珠洲・輪島コース②志賀・輪島コース③七尾コース④能登町リゾートアルバイト⑤熊本地震ボランティア - 講評・まとめ 社会貢献センター長 高山 直樹
- 活動地域別グループワーク
- 閉式
【第2部】
- 東日本大震災復興支援映画『MARCH』上映会
- ご講演 東日本大震災復興支援映画『MARCH』 プロデューサー ちょんまげ隊長ツン(角田 寛和) 氏
【東洋大学について】
東洋大学は1887年に哲学者・井上円了により「哲学館」として創立され、「諸学の基礎は哲学にあり」「独立自活」「知徳兼全」を建学の精神としています。創立者の志を受け継ぎ、東洋大学の教育理念である「自分の哲学を持つ」こと、「本質に迫って深く考える」力、「主体的に社会の課題に取り組む」姿勢を育んでいます。また、「他者のために自己を磨き、活動の中で奮闘する」という“東洋大学の心”を基に、地球社会の未来に貢献する大学を目指します。2026年現在、白山、赤羽台、川越、朝霞キャンパスに14学部51学科・専攻と大学院15研究科を擁する総合大学へと発展しました。
東洋大学HP: https://www.toyo.ac.jp/
| 【本件に関する報道関係の方からの問い合わせ先】 東洋大学 総務部広報課 TEL:03-3945-7571 MAIL:mlkoho@toyo.jp |