89カ国・地域からの留学生を有する立命館アジア太平洋大学(APU) — 多様な文化、宗教などのダイバーシティに関する取り組み
APUでは、初年次教育や国際教育寮APハウスなど、圧倒的な多文化環境を生かした教育活動の追求に加え、多文化環境を維持するための整備も開学以来進めてきました。
APUには、世界の多くの国からさまざまな宗教や文化的価値観を持った学生が集まっています。宗教は、それを取り巻く文化や信仰する個人の生活習慣、考え方、生き方、また人生観そのものまで左右するものもあります。信仰の度合いも人によりさまざまです。そのためAPUでは、全学生に公平に対応するために、信教の自由の保障と、宗教活動に対しては原則援助を行わないこと、また構内の公共の場所においての布教活動および他宗教への圧迫などを禁止しています。
その一方、学生から静かに活動できる場所が欲しいという要望を受けて、2016年には 「心を落ち着かせる静かな空間」として、瞑想、礼拝、読書、また個人が静かに心の安定をはかることなどを想定した「The Quiet Space」を学内に設置しました。本施設は、「信教の自由」を保障し、学生の利便性 向上のためであり、特定の宗教活動への援助ではなく、どの個人にも公平に開放されています。学生の中には、本施設で個人的に礼拝を行うものもおります。
加えて、イスラム教の学生は食べられるものが制限されていることから、学内で食品の販売・食事の提供を行う生協では、開学当初からハラルチキンの確保など学生の食環境の整備に努力してきました。その一環として、生協カフェテリアでは、「ムスリムフレンドリー認証」を2015年に取得しました。また、生協ショップでもハラルフードを販売しています。これは、イスラム教の人だけへの特別な待遇ではなく、多様な文化・宗教的事情に対応した1つの事例です。イスラム教以外にもさまざまな宗教や習慣をもつ学生・教職員が在籍し、種々のリクエストが寄せられていますので、そのニーズを満たす試みを続けていきます。
*国際学生:在留資格が「留学」である学生。
本件に関するお問い合わせ先
加藤、宮腰
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