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「初代ローマ皇帝アウグストゥス終焉の地」とされる古代ローマ遺跡、発掘調査継続の危機!― 東京大学「ソンマ・ヴェスヴィアーナ発掘プロジェクト」、発掘調査継続に必要な1,500万円の支援を呼びかけ

「初代ローマ皇帝アウグストゥス終焉の地」とされる古代ローマ遺跡、発掘調査継続の危機!― 東京大学「ソンマ・ヴェスヴィアーナ発掘プロジェクト」、発掘調査継続に必要な1,500万円の支援を呼びかけ
東京大学(所在地:東京都文京区)は、イタリア・カンパニア州において2002年から実施している「ソンマ・ヴェスヴィアーナ発掘調査プロジェクト」において、資金難により発掘調査継続が困難な状況に直面していることを受け、発掘継続のための「緊急支援キャンペーン」を開始しました。

本プロジェクトは、南イタリア・ヴェスヴィオ山の北麓に位置するローマ帝国期の重要な遺構の解明を目的に、東京大学が20年以上にわたり継続する発掘調査です。これまでの調査により、当該遺跡がローマ史を考える上で極めて高い歴史的価値を有することが明らかになり、現在はその核心部分に迫る重要な局面にあります。

――四半世紀におよぶ発掘調査が「存続の危機」。

しかしながら、近年の資金難により、調査の継続が危機的状況にあります。 このまま十分な資金が確保できない場合、発掘調査は中断を余儀なくされ、これまで積み重ねてきた研究成果や、今後解明される可能性のある重要な歴史的知見が失われる恐れがあります。

こうした状況を受け、本プロジェクトでは、調査の継続および遺構の保全等を目的として、総額1,500万円の支援を募る緊急キャンペーンを実施いたします。
本キャンペーンは、国内外に向けて広く支援を呼びかけるものです。集まった寄付金は、発掘調査費用、遺構の保全(屋根設置等)、研究・教育活動などに充てられます。

本プロジェクトは、単なる学術研究にとどまらず、人類共通の文化遺産を未来へ継承する取り組みでもあります。関係者は、「この発見を途切れさせることなく、次の世代へつなぎたい」と支援を呼びかけています。

【キャンペーン概要】

【プロジェクトと最新の研究成果について】

本プロジェクトは、東京大学がイタリアの地で2002年以来継続して行っているローマ時代遺跡の発掘調査に基づく学際的研究です。ヴェスヴィオ山の噴火によって埋もれた2000年前の記憶を掘り起こし、ローマ史上の大きな謎のひとつに迫る挑戦です。
数世紀にわたる「罹災・復興・再罹災」のサイクルを一体で追える第一級のフィールドであるこの遺跡は、「初代ローマ皇帝アウグストゥスの終焉の地」である可能性があります。

最近の注目すべき成果として、調査対象となった部屋には、現時点で少なくとも”7基ものカマド”が設えられていたことが確認されました。同時代のイタリア国内の遺跡にも類例を見ない、極めて稀有な施設であり、この遺跡がもつ特異性を示しています。
アウグストゥス帝が没した時代と同時期の建築物であることが証明されたこととあわせて考えると、歴史的にこの地域に存在したと推定されてきた彼の別荘が、まさに私たちの調査対象である建物そのものであるという仮説は、いよいよ現実味を帯びつつあると言えます。

【ソンマ・ヴェスヴィアーナ発掘調査プロジェクトからみなさまへ】

【プロジェクト設置責任者からのコメント】

「本プロジェクトは、20年以上にわたり多くの方々に支えられてきました。現在、歴史的にも極めて重要な局面にあります。この発見を未来へつなぐため、ぜひご支援をお願いいたします。」
(東京大学大学院総合文化研究科 教授 村松 眞理子)

【関連リンク】

本件に関するお問い合わせ先

東京大学大学院総合文化研究科 グローバル地域研究機構 地中海地域研究部門
ソンマ・ヴェスヴィアーナ発掘調査プロジェクト

※お手数ですが本件に関するご質問はメールにてお願いいたします。

TEL
03-5454-6852
E-mail
info@mas.c.u-tokyo.ac.jp

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