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札幌大学が平取町ならびに平取高等学校との包括連携協定を締結 ― アイヌ文化継承と地域課題解決型教育(PBL)の推進に向けた「戦略的連携」を加速

札幌大学が平取町ならびに平取高等学校との包括連携協定を締結 ― アイヌ文化継承と地域課題解決型教育(PBL)の推進に向けた「戦略的連携」を加速
札幌大学(札幌市豊平区、学長:大森義行)は2026年6月19日(金)、平取町(町長:遠藤桂一)および北海道平取高等学校(北海道平取町、校長:三橋孝臣)との三者間による包括連携協定を締結する。この協定は、北海道を代表するアイヌ文化継承地である平取町の資源と、同大が培ってきた専門的知見を、地元の教育拠点である平取高校と結びつけるもの。探究学習の支援や地域人材の育成を通じ、持続可能な地域社会の形成に寄与することを目指す。

■背景とこれまでの歩み
 札幌大学と平取町二風谷地区を中心とする地域社会は、長年にわたり強固な信頼関係を築いてきた。なかでも、本田優子教授の研究活動、および学生団体「ウレㇱパクラブ」(「ㇱ」はアイヌ語で使われる小書き片仮名の「シ」)による多文化共生教育プログラムが、その中心的な役割を果たしてきた。

 これまでに本田教授らは、二風谷地区におけるアイヌの伝統文化(工芸・言語・舞踊)の調査・研究や、学生たちによる定期的な訪問を通じて、住民との交流を重ねてきている。特に平取高等学校においては本田教授による出前講義が継続的に実施されており、高校生の「地域での学び」を側面から支えてきた実績がある。
 今回の協定は、これまでの交流を公的な基盤へと昇華させ、三者間の連携をさらに強固にすることを目的としたものとなる。

■包括連携協定調印式 開催概要

【日 時】令和8年6月19日(金) 16:00~
【会 場】札幌大学(札幌市豊平区西岡3条7丁目3-1)
【登壇者】平取町長 遠藤桂一、札幌大学学長 大森義行
【出席者】(予定)
 平取町教育委員会教育長 松田拓美
 平取町役場アイヌ施策推進課長 木下正人
 平取町教育委員会文化財課長 長田佳宏
 平取町役場アイヌ施策推進課イオル整備推進係主事 泉聖也
 平取町役場まちづくり課地域戦略係係長 瀧直也
 札幌大学副学長 小山茂
 札幌大学学務部部長 冨永晃
 札幌大学総合教育学系教授 赤間幸人
【内 容】協定書署名、取材対応、フォトセッション

※メディア関係者におかれましては、ぜひご取材の程よろしくお願いいたします。

■包括連携協定の二大柱
【1.アイヌ文化の継承・発信と多文化共生の推進】
 平取町が持つ日本屈指のアイヌ文化資源を教材として、単なる過去の遺産の保存に留まらず、「現代に生きる文化」としての発信・創造を目指す。平取アイヌ文化保存会をはじめとする地元組織と連携し、研究成果の上映会や総会などを共催。札幌大学の「ウレㇱパ・プロジェクト」を軸に、高校生・大学生が共に学ぶ多世代型の文化継承モデルを確立する。

【2.地域課題解決型教育(PBL)と高大連携の強化】
 平取高校における「総合的な探究の時間」などのカリキュラムを大幅に強化。大学側から専門教員を派遣し、高校生が町のリアルな課題(人口減少、産業振興、観光活性化など)について科学的にアプローチできるよう伴走支援を行う。これにより、地域社会の次世代リーダーとなる人材を育成する。

■札幌大学OBネットワークの活用
 現在、平取町の行政(役場)、教育委員会、文化振興団体など、町の要職や現場の最前線には、多数の札幌大学卒業生が在籍し、活躍している。同協定では、この「強固な縦のつながり」を公的な連携基盤として活用し、OBによる高校生向け勉強会やキャリア支援などを積極的に盛り込んでいる。現場を熟知した卒業生が実務を担うことで、実効性の高い協定運営を行う。

▼本件に関するお問い合わせ先
・取り組みに関するお問合せ
 札幌大学 地域連携課
 TEL:011-827-5877
 Email:chiiki-renkei@sapporo-u.ac.jp

・取材に関するお問合せ
 札幌大学 入試・広報課
 TEL:011-852-9190
 Email:koho@ofc.sapporo-u.ac.jp