多摩大学グローバルスタディーズ学部が「江ノ島スタディーバスツアー」を開催 — 卒業生が運営する「あだち子ども食堂たべるば」を利用する子供たちを招待
しかし、今年はコロナ禍で子ども食堂の活動を休止せざるを得ない状況に陥った。川野さんは、学校が長期休校になったために給食がなくなったことで、たべるばに来ていた子どもたちが心配になり、自宅にお弁当や食材を届ける活動を開始。また、見守りが必要な子どもたちにはタブレットを貸与して、毎晩ZOOMなどで繋がり支援を続けてきた。
たべるばの活動がテレビ番組で紹介されたことがきっかけとなり、川野さんは多摩大学在籍中に学んだ学長主宰のインターゼミ(社会工学研究会)の授業に参加。ZOOMを通して活動報告をするとともに、活動の支援を募った。
その支援の一環として、同学部は、今回の「江ノ島スタディーバスツアー」を企画。日頃から連携のある地域の団体の協力を受けて開催した。
「江ノ島スタディーバスツアー」当日は晴天に恵まれた。
ツアーの前半は、釣り船「でいとう丸」に乗船し、江ノ島クルージングを楽しんだ。藻場保全や船釣り教室など、海の大切さ・楽しさを広める活動をしている「江ノ島・フィッシャーマンズ・プロジェクト」代表で、江ノ島片瀬漁業協同組合代表理事組合長の北村治之さんが操船。また、江ノ島・フィッシャーマンズ・プロジェクトの活動や江ノ島の定置網漁などについてのガイドもあり、貴重な現場学習の機会となった。船に乗るのは初めてという子どもも多く、大興奮の様子だった。
ランチの後は、片瀬海岸西浜でレクリエーションを実施。同学部3年生の遠藤日向さんと、2年生の上垣えりかさん、網野開斗さんらが主体となって企画・運営を行い、教職課程を履修している学生らにとっても将来に向けた良い経験となった。
ツアーの最後には「お別れの会」が催され、公益財団法人藤沢市観光協会の田邉輝広さん(多摩大学グローバルスタディーズ学部2019年卒)から記念品が贈られた。
保護者らも湘南を存分に満喫し、子どもたちも心から楽しんだ様子で、思い出に残る一日となった。
今回のツアーは、「コロナ禍で子どもの貧困がより鮮明に社会問題となっている昨今、大学で社会貢献的な素養を身に付けた卒業生が立ち向かう活動に大学はどのような支援ができるのか」また「個人の支援には限界もあるが、大学が地域と連携するメリットを最大限活用することで問題解決の一端を担うことも可能ではないか」という事例の一つとなると考えられる。これらを通じて、大学が果たす役割が見えてきている。
(参考)
・あだち子ども食堂たべるば
https://adachi-taberuba.wixsite.com/index
・江ノ島・フィッシャーマンズ・プロジェクト
https://www.enoshima-fp.com/
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