学生アスリートの腸内環境が機能性食品で改善 -”腸活”によるパフォーマンス向上に期待- — 摂南大学
● アスリートはタンパク質過多の食事と高強度の運動が原因で腸内環境が乱れやすい
● 機能性食品(グアー豆食物繊維・カシス抽出物)の摂取により腸内環境が改善
● 機能性食品の効果は、特に腸内環境が悪い選手ほど改善効果が大きい
近年、腸内細菌がヒトの健康にさまざまな影響を与えることが明らかになりつつあり、アスリートの腸内細菌叢にも注目が集まっています。井上教授らによる先行研究(*1)では、ラグビー部員88人の腸内環境を調査した結果、多くの学生アスリートでは一般成人と比べて悪玉菌が多く、それらが作るコハク酸(悪い物質)が腸内に蓄積する傾向があることを明らかにしました。こうした腸内環境悪化の背景には、タンパク質や炭水化物の摂取を重視するあまり、食物繊維の摂取が不足しがちであること、更に、身体接触を伴う高強度な運動によって腸内に酸化ストレスがかかりやすいことが考えられます。
なお、本研究成果は学術雑誌「Microorganisms」(2025年7月2日付)に掲載されました。
URL:https://www.mdpi.com/2076-2607/13/7/1561
※本リリースの「グアー豆食物繊維」につきまして、論文中ではPartially Hydrolyzed Guar Gum(グアーガム分解物)の表記となります。
*1 Morishima et al., Microorganisms, 2021
*2 二重盲検試験とは、参加者にも研究者にも、誰がどの成分(機能性食品やプラセボ)を摂取しているか分からないようにして行う実験方法です。先入観の影響を避けて、公平で信頼性の高い結果を得ることができます。
*3 Morishima et al., J Clin Biochem Nutr., 2020
■論文情報
論文名:Effects of blackcurrant extract and partially hydrolyzed guar gum intake on gut dysbiosis of university
著者名:Hiroto Miura, Machi Oda, Kanako Abe, Hiromi Ikeda, Mami Fujibayashi, Naoko Oda,
Tomohiro Segawa, Aya Abe, Natsumi Ueta, Takamitsu Tsukahara, Tomohisa Takagi,
Yuji Naito, Ryo Inoue
掲載誌:Microorganisms
DOI:10.3390/microorganisms13071561
本件に関するお問い合わせ先
学校法人常翔学園 広報室
石村、上田
- 住所
- 大阪市旭区大宮5丁目16番1号
- TEL
- 06-6954-4026
- Koho@josho.ac.jp