駒澤大学

五十年ぶりに発見された貴重資料、道元自筆による『正法眼蔵』が公開──駒澤大学禅文化歴史博物館

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駒澤大学(東京都世田谷区)では6月9日(月)より、駒澤大学禅文化歴史博物館収蔵『正法眼蔵嗣書(しょうぼうげんぞうししょ)』を一般公開する。道元禅師、自らが修訂したといわれる貴重な資料だ。

 曹洞宗の開祖・道元禅師の代表的著書『正法眼蔵』には、「嗣書」や「諸法実相」の巻などがあるが、今回公開されるのは、このうち「嗣書」の巻(修訂本)。道元禅師の真筆『正法眼蔵』で、冒頭から末尾まで欠けることのない唯一の完全本である。

 この修訂本「嗣書」は、伊予西条藩主松平家に伝来、大正13年(1924年)に同家から売り出され、京都の古美術商・里見忠三郎氏の所蔵となり、当時東大史料編纂所に勤務していた大久保道舟氏(駒澤大学元総長)によって撮影され、世に紹介されたが、戦後に里見家から売りに出されて以来、所在不明となっていた。

 今回、この貴重な『正法眼蔵嗣書』が、実に50数年ぶりに発見され、駒澤大学禅文化歴史博物館が収蔵することを記念して、一般公開することとなった。

 なお、駒澤大学電子図書館では『正法眼蔵嗣書』の撮影データが公開されている。 
   http://www.komazawa-u.ac.jp/~toshokan/el/ichiran_zenhaku.html

【企画展概要】
会  期:平成20年6月9日(月)~7月25日(金) 
会  場:駒澤大学 駒沢キャンパス 禅文化歴史博物館
   http://www.komazawa-u.ac.jp/cms/zenbunka/
開館時間:月~金 10:00~16:30 *休日開館日 7月5日、6日、20日、21日  
入 館 費:無 料


▼本件に関する問い合わせ先
 駒澤大学総務部広報課
 〒154-8525 東京都世田谷区駒沢1-23-1
 TEL:03-3418-9828
 FAX:03-3418-9017
 http://www.komazawa-u.ac.jp/
 E-mail:koho@komazawa-u.ac.jp

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