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法政大学が「キャリア教育と高大・産学連携を考える」シンポを開催

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法政大学キャリアデザイン学部は6月6日、キャリア教育と高大連携、産学連携を考えるシンポジウムを開催した。学外の研究者や、連携関係者の方々を招いた事例報告では、学生の発表も行われた。

 法政大学キャリアデザイン学部は6月6日(金)、学部連続シンポジウム「キャリア教育と高大連携・産学連携」を市ケ谷キャンパスで開催した。この連続シンポジウムは「キャリアデザイン学」に関するテーマを取り上げているもので、今回が第9回目。近年、大きな注目を浴びているキャリアデザイン学の社会への貢献、関わりなどについて、識者・専門家を招き、毎回さまざまな観点から考察を行っている。

 今回のテーマは、キャリア教育の展開の中で、その役割が大きく注目されている高大連携や産学連携。
 第1部では、酒井朗 大妻女子大教授が「高大連携における生徒・学生の学びと成長」、川崎友嗣 関西大学教授が「キャリア体験の意義」という演題で基調講演を行なった。
 第2部では、同大キャリアデザイン学部の上西充子准教授ゼミと、学部の正課授業である「キャリア体験学習」(八幡成美教授など担当)における事例報告がなされた。

 上西ゼミでは、千葉黎明高等学校(千葉県八街市)と2005年から進学支援や相互訪問交流を行っており、上西准教授やゼミ生、そして交流を通じ千葉黎明高校から法政大学法学部に入学した学生が、これまでの交流の経緯や内容、成果などを報告。
 また、千葉黎明高の木村誠二教諭は、同校の生徒たちがこの交流を通じて、都心の大学への進学を目指すようになるなど、進路意識に変化がみられたことをデータを交えて発表した。

 「キャリア体験学習」を通じての産学連携では、八幡教授と昨年度授業を受講した2年生たちが、アイデア発案から企業へのアプローチ、協働した製品開発の流れなどについて報告。
 また、企業との仲立ち役となった(社)首都圏産業活性化協会(TAMA協会)の山岡義卓氏が、中小企業と大学生とのコラボレーションが生み出す効果について、他大学の実例などを含めて説明、「互いにWIN WIN」の関係になる産学連携の重要性をアピールした。
 会場に詰め掛けた参加者たちからも熱心な質問が飛び交い、キャリア教育を考える貴重な意見交換の場となった。

◎法政大学キャリアデザイン学部について
 2003年4月開設。教育学、経営学、文化・コミュニティ研究の3つの分野の融合により、個人が自ら「キャリアデザイン」する力、そして人々のキャリアデザインを支援する力を育て、生き方が多様化している現代社会に貢献できる人材を輩出している。

※法政大学キャリアデザイン学部ホームページ
http://www.hosei.ac.jp/careerdesign/index.html

▼本件に関する問い合わせ先
 法政大学 学務部キャリアデザイン学部事務担当
 TEL:03-3264-9889

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