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日本工業大学で第2回「マイクロロボコン」高校生大会──世界でも珍しい自立型マイクロロボットのコンテスト

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日本工業大学は9月13日(土)に「マイクロロボコン」高校生大会を開催する。出場するマイクロロボットは、わずか1インチ(2.54センチ)角の大きさ。マイクロ化により省エネルギー・省資源をめざす、エコロジーなロボットコンテストでもある。

 日本工業大学(埼玉県宮代町・学長 柳澤章)は、9月13日(土)に「マイクロロボコン」高校生大会を開催する。
 同コンテストは、1インチ(2.54センチ)角のロボットが、所定のコースを自立的に走行する時間を競うもの。ロボットの構成材料は実習等で余った端材で製作が可能なうえに、机やテーブルの上で気軽に試走できる。小型のCPUやモータなどの使用技術に慣れてくれば、製作費や維持費、大会コストなどを大幅に軽減することも可能。マイクロ化により省エネルギー・省資源をめざす、エコロジーなロボットコンテストでもある。

 同コンテストは、日本工業大学の学園創立100周年行事の一環として昨年実施され、全国から220台近くがエントリー、参加者は引率の先生等を含め300人近くにのぼった。
 ロボット工学やマイクロテクノロジーのみならず、環境問題までもが考慮されたロボットコンテストということで、その後も高校関係者を中心に問い合わせが殺到し、第2回大会をぜひ実施してほしいとの要望が多く寄せられた。これを受け、同コンテストを継続的に開催することを決定し、このたび第2回大会を開催する運びとなった。

 同コンテストを継続することはロボット工学やマイクロ・ナノテクノロジーの教育に寄与するのみならず、同大が進める環境に関する諸問題解決を喚起することにも繋がると考えている。
 また、同コンテストを通じて、マイクロメカニズムやロボットの設計を行うために必要な基礎技術および実用化技術についての講習会・工作教室などの開催も予定している。

【日程】
開 催 日: 2008年9月13日(土) 10:00~15:00
申込締め切り:2008年8月22日(金)
【会場】
日本工業大学
【後援】
埼玉県教育委員会、(社)全国工業高等学校長協会、精密工学会マイクロ/ナノシステム研究専門委員会、(財)ニューテクノロジー振興財団
【競技方法】
黒いA2(約40センチ×60センチ)ケント紙上に描かれた5ミリ幅の白い線上をロボットに追跡させ、このコースを5周したときの時間で優劣を競います。コースは直線と数種類の曲率半径を持った曲線によって構成され、スタートとゴールは同じ地点で交差点はありません。コースの内容は、競技直前に明示されます。詳しい競技方法・ルール・実施要綱などは別途「マイクロロボットコンテスト競技規定」をご覧ください。
【教材】
同コンテストに参加できるマイクロロボットキットを同大で用意いたしました。同コンテストに参加いただける高等学校に、先着順に各校1台ずつ無料で配布する予定です(200個限定)。
【本大会ホームページ】
http://ise.nit.ac.jp/mrc2.html
*ホームページからもエントリー可

(写真は「マイクロロボット」と「昨年度の同大会会場風景」)

▼本件に関する問い合わせ先
 日本工業大学 総務部広報室
 埼玉県南埼玉郡宮代町学園台4-1
 TEL: 0480-34-4111(代表)
 FAX: 0480-34-2941

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