法政大学

法政大学の学生が主体となり、キャンパスの特徴を生かした環境改善活動を推進

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立地条件の異なる3キャンパスを抱える法政大学では、学生と教職員一丸となったさまざまな環境改善活動を展開している。ホタルの復活、屋上を利用した都心での水気耕栽培など、キャンパスの特徴を生かした取り組みも多い。

 市ケ谷キャンパス、多摩キャンパス(町田市)、小金井キャンパスと、立地条件の異なる3キャンパスを擁する法政大学では、「チーム・マイナス6%」にも積極的に参加。それぞれのキャンパス環境に応じて、さまざまな環境改善活動を展開している。以下、代表的な活動を紹介する。

 市ケ谷キャンパスでは緑化が進んでいる。昨年に引き続き、屋上スペースを利用したサツマイモの水気耕栽培を展開。公募した学生メンバーには理系の学生も含まれており、今年から学内庭園の一角で土壌栽培を行い比較研究している。ゆるキャラ“ほうせいも君”も隠れた人気だ。
 さらに、今年からは新宿区が実施する“みどりのカーテン”プロジェクトにも参画し、学内庭園の一角に「ゴーヤ」と「へちま」を定植。つる性の植物を窓際で育てることで、夏季の冷房の使用を抑える試みにも取り組んでいる。
 このほか、環境省が推進する「CO2削減/ライトダウンキャンペーン(6/21、7/7)」も実施した。

 豊かな自然に囲まれる多摩キャンパスでは、ここ数年来取り組んでいるプロジェクト「蛍を復活させ隊」が進行中。今年も学内の調整池で、ゲンジボタルの羽化と発光が確認された。
 学生の諸活動も活発だ。学生の環境系総合サークルH.E.L.P!が主体となり、ペットボトルキャップを回収する活動を6月からスタートした。H.E.L.P!は、キャンパス周辺の里山を活用した地域コミュニケーション拡大にも取り組んでいる。
 また、昨年から活動を始めた「たまeco」(たまエコ)は学生と大学、地域が連携した活動を展開。定期的な「環境会議」や、キャンパス内のゴミ調査や、電気や温度の節電活動を実施している。

(参照)法政大学環境センターHP  http://www.hosei.ac.jp/kankyoukenshou/

 一方、周囲を住宅地に囲まれている小金井キャンパスでは、毎月1回実施の「一斉清掃」に注力している。地域と関わる貴重な機会であるこの活動には、毎回学生だけで40人ほどが参加。これに教職員が加わって、通学路や大学周辺、学内を清掃している。昨年「参加者カード」を配布し、参加時にスタンプ押印したところ、励みとなって参加者も増加。年間フル参加の学生に表彰状と記念品を贈呈した。
 また、大学院エコ地域デザイン研究所では、環境をテーマにした都市・地域再生の課題に取り組んでいる。

 また、全国的な“打ち水大作戦”に賛同し、7月28日には多摩キャンパス、29日には市ケ谷・小金井キャンパスで打ち水を敢行した。雨水や井戸水を積極活用、ペットボトルを加工した手作りの柄杓(ひしゃく)などで、打ち水し、涼を誘った。ペットボトル柄杓は水気耕栽培の鉢としても活用されるアイデア品だ。

 このほか、ゼミや学部単位でもさまざまな環境活動を展開。また、文部科学省・学生支援GP採択─「学生の力」を活かした学生支援体制の構築─における課外教養プログラムプロジェクト(KYOPRO)で、「見るだけに終えない」「考える見学」をテーマに学生スタッフが企画から運営に携わった工場見学でも、高いリサイクル率とゴミ分別を実現している資生堂鎌倉工場を訪問するなど、学内の環境向上意識の高さがうかがえる。

【写真説明】
(上)噴水の水を利用した市ケ谷キャンパスの打ち水の様子
(中)多摩キャンパスのホタル
(下)小金井キャンパスの一斉清掃

▼本件に関する問い合わせ先
 法政大学 総長室広報・広聴担当
 TEL: 03-3264-9652

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