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広がる活動領域、文教大学のエコキャンパス活動

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文教大学湘南キャンパス(神奈川県茅ケ崎市)では、主に国際学部のエコキャンパス活動グループが中心となり、キャンパスのエコロジー化に向けた活動を行っている。現在では、キャンパス内にとどまらず、近隣の小学校での環境教育を行うなど、地域社会へも活動範囲が広がっている。

 湘南キャンパスでエコキャンパス活動が活発化したのは、7年ほど前。それまで、組織的なエコロジー化の推進が遅れていた。放課後にもつけっぱなしになっている教室の照明やゴミの分別と資源化の徹底など、改善すべき点が多かった。

 こうした状況に問題意識を持った当時の学生数人が、教員の呼びかけにも応じつつ、エコキャンパスとしての活動を開始した。環境社会学が専門の山田修嗣准教授らの指導を仰ぎながら、まずはキャンパス内のゴミの組成調査を行い、徹底した実態把握を進めた。
 この調査結果を踏まえ、分別ゴミ箱の設置とゴミ資源化を大学当局に提案し、大学側と回収会社等と協議を続け、平成17年に新しいゴミ分別の仕組みが実現した。現在、建物内のゴミ箱は、紙類、プラスチック類、ペットボトルや缶類、生ゴミ類の4種類が設置されている。学生提案が大学運営に活かされている点をアピールすることで、分別の協力率も高くなっている。

 エコキャンパス活動グループは、1年生から4年生の10名~15名が毎週1~2回ミーティングを行っている。
 現在の活動は、ゴミ組成調査などの学内活動のほか、地元茅ヶ崎へも活動の場が広がり、近隣の小学校で省エネを考える環境教育を市民と協働して行うなど、地域社会ともつながりを深めている。
 市民の皆さんからは、これらの一連の学生の活動について、意識の高さや行動力の点で高く評価されるにいたっている。

 指導にあたっている山田准教授は、エコキャンパス活動の意義について「授業で学んだ環境に関する知識を実習する場としての意義だけでなく、地域社会と協働してエコロジー化の活動を行うことで、市民社会の一員としての意識を高める機会になっている」と話している。

▼本件に関する問い合わせ先
 文教大学 広報マーケティング室
 TEL: 03-3783-5511(代)
 FAX: 03-3783-2600
 http://www.bunkyo.ac.jp/