金沢工業大学

金沢工業大学が経済産業省の平成20年度「体系的な社会人基礎力育成・評価システム構築事業」に採択

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金沢工業大学は経済産業省の平成20年度「体系的な社会人基礎力育成・評価システム構築事業」に「全学年に展開する工学設計教育による社会人基礎力育成・評価システムの構築」を応募し、採択された。

 経済産業省では平成19年度から、大学における産学連携による実践型学習や通常の科目等において、知識の習得と同時に、体系的な社会人基礎力の育成評価に取り組むモデルを構築する事業として「体系的な社会人基礎力育成・評価システム構築事業」を実施している。平成20年度、当事業には全国の大学から33件の応募があり、採択されたのは9件である。

 金沢工業大学が応募した「全学年に展開する工学設計教育による社会人基礎力育成・評価システムの構築」は、社会人基礎力に相当する能力として、人間力(社会に適応する力)※とエンジニアリングデザイン能力(専門知識を統合して応用する能力)に分け、環境土木工学科において、入学から卒業するまでの4年間で社会人基礎力を段階的に育成する教育プログラムの構築を目指すものである。※※

 1、2年次は「企業とは連携しない実践型学習」として、全学共通の「工学設計I」と「工学設計II」にて実社会における身近な問題に取り組み、主に人間力を養成する。

 さらに3、4年次は、土木工学の専門知識を活用して、高度な専門的な課題に取り組む「産学連携による実践型学習」を実践。3年次の「環境土木設計演習プロジェクト」では企業と連携して、土木工学の専門知識を活用し、エンジニアリングデザイン能力を育成する。
 そして4年次の「工学設計III」では環境土木工学科の学部教育の集大成として、産学連携の共同研究に参加し、自らの考えと主体的な行動によって、実践的なエンジニアリングデザイン能力と人間力の習得を目指す。

※1、2年次では、自律・自律力やリーダーシップ、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、コラボレーション能力を育成。そして3、4年次には、行動力やチームワーク力、説明力や表現力、自己啓発力や自己管理能力を育成。

※※.金沢工業大学では、本事業で定義する人間力とエンジニアデザイン能力を合わせて「KIT-社会人基礎力」と呼んでいる。

▼本件に関する問い合わせ先
 金沢工業大学 広報課
 石川県石川郡野々市町扇が丘7-1
 TEL: 076-246-4784
 koho@kanazawa-it.ac.jp